アルゼンチンリーグ

2023年1月中旬、一人の選手が南米アルゼンチンへ移籍することが発表された。選手の名前は江頭一花(FW、20歳、元伊賀FCくのいち)。移籍先のクラブは、アルゼンチン女子サッカープロ1部の「エスクルシオニスタス」だ。本拠地はブエノスアイレスにある。

アルゼンチン女子サッカーリーグは2019年にプロ化され、年々レベルと人気度が向上している。2022年のボカの最終戦には2万人の観客が訪れたという。

移籍の発表は1月中旬で、アルゼンチンへの入国や練習参加はごく最近。リーグ戦はすでに開幕しており、江頭は早期の試合出場へ向けて調整中だ。

そんな中、昨日、アルゼンチンの『La Nación』にて江頭のインタビューが投稿された。インタビューの中では、アルゼンチンに対する印象や強い決意を口にしている。

「メッシやアルゼンチンのサッカー選手を尊敬しています。彼らのプレーや人柄、ここで生活しながらプレーすることでクオリティが飛躍的に向上し、選手として成長できると革新しています。アルゼンチン人が持つ情熱やエネルギーから学び、サッカー選手として成長したいです」

「必ずチームの力になります。もっと上達し、いつか世界で活躍する選手になります。」

アルゼンチンと日本は地球上でほぼ真反対の位置。時差は12時間で北半球と南半球という違いもある。家族に関する内容についても触れた。

「両親は、遠く離れていることを少し心配していましたが、ここでサッカーをしたいという私の深い気持ちを知っていて、止めることはできないので、自分の決断ならベストを尽くすようにと言ってくれました」。渡航は全てが決まってから報告したようだ。

チームメイトも江頭の加入を大歓迎している。「彼女はとてもいい雰囲気とエネルギーを持っていて、彼女が生み出す雰囲気は我々にとってとてもいいものです。彼女のおかげで、私たちが成長し続けることができると期待しています」とコメントを残した。

現在江頭はスペイン語を勉強中だという。「スペイン語を勉強しているんです。チームメイトやコーチングスタッフと、できるだけ早くコミュニケーションを取れるようになりたいです。毎日を語学習得に捧げます。アルゼンチンでのサッカーと生活に慣れたいです」。

アルゼンチンという日本とは「全てが異なる」国での挑戦。近い将来なでしこジャパンに選ばれるのか注目だ。

(By ALLSTARS CLUB編集部)