クルトワ

日本時間20日の深夜に行われるEURO予選のエストニア戦を前にチームを離脱することとなったベルギー代表GKティボー・クルトワ。原因はチーム内で尊重されていないと感じたことであるとされている。

事の発端は、先日行われたオーストリア戦。主将であるケヴィン・デブライネが怪我によって離脱したため、副キャプテンのロメル・ルカクがキャプテンマークを巻くことになったが、クルトワはこのことに対して失望したのだという。

テデスコ監督は、「ロメルはオーストリア戦で、ティボーは明日のエストニア戦でキャプテンを務めることにしていた。しかし、試合後、彼(クルトワ)は突然、私と話したいと言い出し、『失望して気分を害したから離脱する』と言った」と説明している。

そして、「私は最初から、彼にふさわしい感謝の気持ちを示そうとした。私の目には、彼は世界最高のゴールキーパーに映る。ゴールキーパーとしてだけでなく、人間としても愛している。ショックを受けている」と続けた。

一方でクルトワは自身のサイトで状況を説明。「監督の記者会見で、オーストリア戦の後に交わした私的な会話について、部分的かつ主観的に説明されたのを聞いて、私は驚いた」と監督の表現が誇張されている、もしくは事実ではないと思わせるような文章を投稿した。

クルトワの説明は次のように続く(一部抜粋)。

「ロッカールームに関する問題について監督と話すのは、これが最初でも最後でもないが、誰かがそれを公にするのは初めてだ。私はこのことに深く失望しているが、コーチの意見が現実に即していないことを明らかにしたい」

「キャプテンになるかならないかは、気まぐれでも無作為でもなく、彼の決断であるべきで、私はそれを彼に伝えようとした。ただ、残念ながら、目的を達成することができなかった」

「何かを要求したわけではなく、この状況に関連するあらゆる事象を明らかにするために、チームメイトのロメル・ルカクと話をしたのだ。同時に、私はチームメイトと同じようなテーマで議論したことはないことを明確にしたい」

テデスコ監督は今回の離脱について、「怪我だと言いたいところだが、嘘はつけない」とコメントしており、やはり何かしらの原因があったとされる。

また、今後のクルトワについては直接明言せず、「明日は重要な試合があるので、それについて何かを言うのは適切な時期ではない。次の試合は9月で、その時にわかるだろう」とした。

(By ALLSTARS CLUB編集部)