ワールドカップ

ワールドカップに出場できるのは、限られたごく一部の選手のみ。自身のクラブでの活躍もそうだが、代表チームが強くある必要もある。

例えば、2022年カタールワールドカップでいえば、ハーランドは強豪マンチェスター・シティで大活躍を見せているが、ノルウェーがあまり強くないため出場できない。

一方で、クラブ目線からすると、強豪クラブであればあるほど派遣せざるを得ない確率が上がる。カタール大会では、バイエルン・ミュンヘンが今大会全体で最多となる17人(欠場のマネを含む)を送り出した。

先日、スペインの「LaLigaEnNúmeros」というメディアが興味深いデータを発表した。それは、1930年の第一回ワールドカップから現在に至るまで、バルセロナとレアル・マドリードがワールドカップに送り出した選手の一覧だ。

今回は、同メディアが発表しているデータを共有していこう。

※延べ人数

バルセロナ(142選手)

1934年:フアン・ホセ・ノゲス、マルティン・ベントルラ、ラモン・サバロ(共にスペイン)

1950年:アントニオ・ラマレッツ、セサル・ロドリゲス、エスタニスラオ・バソラ、ジョセプ・ゴンサルボ、マリアーノ・ゴンサルボ(共にスペイン)

1962年:エウロヒオ・マルティネス、フランシスコ・ロドリ、ヘスス・ガライ、ジョアン・セガラ、マルティン・ベルヘス、サルバドール・サドゥルニ、シグフリド・グラシア(共にスペイン)

1966年:エラディオ・シルベストレ、フェラン・オリベラ、フランシスコ・ガジェゴ、ホセ・マリア・フステ、ミゲル・レイナ(共にスペイン)、ルシアン・ミュラー(フランス)

1974年:ヨハン・クライフ(オランダ)

1978年:アントニオ・オルモ、カルレス・レシャック、アントニオ・デ・ラ・クルス、フアン・マヌエル・アセンシ、ミゲリ・ベルナルド(共にスペイン)、ヨハン・ニースケンス(オランダ)

1982年:キニ、ウルッティ、ホセ・ラモン・アレサンコ、テンテ・サンチェス(共にスペイン)

1986年:ウルッティ、フリオ・アルベルト・モレノ、ロボ・カラスコ、ラモン・カルデレ、ビクトル・ムニョス(共にスペイン)、スティーブ・アーチボルド(スコットランド)

1990年:アンドニ・スビサレタ、ホセ・マリ・バケロ、フリオ・サリナス、ロベルト・フェルナンデス(共にスペイン)、ロナルド・クーマン(オランダ)

1994年:アイトール・ベギリスタイン、アルベルト・フェレール、アンドニ・スビサレタ、ヨン・アンドニ・ゴイコエチェア、ホセ・マリ・バケロ、ジョセプ・グアルディオラ、フリオ・サリナス、ミゲル・アンヘル・ナダル、セルジ・バルフアン(共にスペイン)、フリスト・ストイチコフ(ブルガリア)、ロマーリオ(ブラジル)、ロナルド・クーマン(オランダ)

1998年:アベラルド・フェルナンデス、アルベルト・セラデス、アルベルト・フェレール、ギジェルモ・アモール、フアン・アントニオ・ピッツィ、ルイス・エンリケ、ミゲル・アンヘル・ナダル、セルジ・バルフアン(共にスペイン)、ジオヴァンニ、リバウド(共にブラジル)、ミハエル・ライツィハー、ルート・ヘスプ、ウィンストン・ボハルデ(共にオランダ)

2002年:カルレス・プジョル、ルイス・エンリケ、シャビ(共にスペイン)、フランチェスコ・ココ(イタリア)、パトリック・アンデション(スウェーデン)、フィリップ・クリスタンヴァル(フランス)、リバウド(ブラジル)、ロベルト・ボナノ(アルゼンチン)

2006年:アンドレス・イニエスタ、カルレス・プジョル、シャビ(共にスペイン)、デコ(ポルトガル)、ヘンリク・ラーション(スウェーデン)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)、マルク・ファン・ボメル、ファン・ブロンクホルスト(オランダ)、ラファエル・マルケス(メキシコ)、ロナウジーニョ(ブラジル)

2010年:アンドレス・イニエスタ、カルレス・プジョル、ジェラール・ピケ、ペドロ・ロドリゲス、セルヒオ・ブスケツ、ビクトール・バルデス、シャビ(共にスペイン)、ダニ・アウベス(ブラジル)、エリック・アビダル、ティエリ・アンリ(共にフランス)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)、ラファエル・マルケス(メキシコ)、ヤヤ・トゥーレ(コートジボワール)

2014年:アンドレス・イニエスタ、セスク・ファブレガス、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、ペドロ・ロドリゲス、セルヒオ・ブスケツ、シャビ(共にスペイン)、アレックス・ソング(カメルーン)、アレクシス・サンチェス(チリ)、ダニ・アウベス、ネイマール(共にブラジル)、ハビエル・マスチェラーノ、リオネル・メッシ(共にアルゼンチン)

2018年:アンドレス・イニエスタ、ジェラール・ピケ、ジョルディ・アルバ、セルヒオ・ブスケツ(共にスペイン)、イバン・ラキティッチ(クロアチア)、リオネル・メッシ(アルゼンチン)、ルイス・スアレス(ウルグアイ)、テア・シュテーゲン(ドイツ)、ウスマン・デンベレ、サミュエル・ウンティティ(共にフランス)、パウリーニョ、フィリペ・コウチーニョ(共にブラジル)、トーマス・ヴェルマーレン(ベルギー)、ジェリー・ミナ(コロンビア)

2022年:アンス・ファティ、エリック・ガルシア、フェラン・トーレス、ジョルディ・アルバ、ガビ、ペドリ、セルヒオ・ブスケツ(共にスペイン)、アンドレアス・クリステンセン(デンマーク)、フレンキー・デヨング、メンフィス・デパイ(共にオランダ)、ジュール・クンデ、ウスマン・デンベレ(共にフランス)、テア・シュテーゲン(ドイツ)、ハフィーニャ(ブラジル)、ロベルト・レバンドフスキ(ポーランド)、ロナルド・アラウホ(ウルグアイ)

レアル・マドリード(129選手)

1934年:シリカコ・エラスティ、イラリオ・マレロ、ジャシント・キンコセス、ルイス・レゲイロ、リカルド・サモラ(共にスペイン)

1950年:ルイス・モロウニー(スペイン)

1958年:レイモン・コパ(フランス)

1962年:アルフレド・ディ・ステファノ、パチン、フェレンツ・プスカシュ、フランシスコ・ヘント、ホセ・アラキスタイン、ホセ・エミリオ・サンタマリア、ルイス・デル・ソル(共にスペイン)

1966年:アマンシオ・アマロ、アントニオ・ベタンコルト、フランシスコ・ヘント、イグナシオ・ソコ、ピッリ、マヌエル・サンチス・マルティネス(共にスペイン)

1974年:ギュンター・ネッツァー(ドイツ)

1978年:カルロス・サンティジャナ、イシドロ・サン・ホセ、ピッリ、フアニート、ミゲル・アンヘル・ゴンサレス(共にスペイン)

1982年:カルロス・サンティジャナ、ホセ・アントニオ・カマチョ、フアニート、ミゲル・アンヘル・ゴンサレス、リカルド・ガジェゴ(共にスペイン)、ウリ・シュティーリケ(ドイツ)

1986年:アントニオ・マセダ、エミリオ・ブトラゲーニョ、ホセ・アントニオ・カマチョ、ミチェル、チェンド、ラファエル・ゴルディージョ、ウーゴ・サンチェス(メキシコ)、ホルヘ・バルダーノ(アルゼンチン)

1990年:エミリオ・ブトラゲーニョ、フェルナンド・イエロ、マノーロ・サンチス、チェンド、ラファエル・マルティン・バスケス(共にスペイン)、オスカル・ルジェリ(アルゼンチン)

1994年:フェルナンド・イエロ、ルイス・エンリケ、ラファエル・アルコルタ(共にスペイン)

1998年:フェルナンド・イエロ、フェルナンド・モリエンテス、ラウール・ゴンサレス、サンティアゴ・カニサレス(共にスペイン)、クリスティアン・カランブー(フランス)、クラレンス・セードルフ(オランダ)、ダヴォール・シューケル(クロアチア)、プレドラグ・ミヤトヴィッチ(ユーゴスラビア)、ロベルト・カルロス(ブラジル)

2002年:フェルナンド・イエロ、フェルナンド・モリエンテス、イケル・カシージャス、イバン・エルゲラ、ラウール・ゴンサレス(共にスペイン)、クロード・マケレレ、ジネディーヌ・ジダン(共にフランス)、ジェレミ・ヌジタップ(カメルーン)、ルイス・フィーゴ(ポルトガル)、ロベルト・カルロス(ブラジル)

2006年:イケル・カシージャス、ミチェル・サルガド、ラウール・ゴンサレス、セルヒオ・ラモス(共にスペイン)、シシーニョ、ロベルト・カルロス、ロビーニョ、ロナウド(共にブラジル)デイヴィッド・ベッカム(イングランド)

2010年:アルバロ・アルベロア、イケル・カシージャス、ラウール・アルビオル、セルヒオ・ラモス、シャビ・アロンソ(共にスペイン)、クリスティアーノ・ロナウド、ペペ(共にポルトガル)、ゴンサロ・イグアイン(アルゼンチン)、ラファエル・ファン・デル・ファールト(オランダ)、カカ(ブラジル)

2014年:イケル・カシージャス、セルヒオ・ラモス、シャビ・アロンソ(共にスペイン)、アンヘル・ディマリア(アルゼンチン)、クリスティアーノ・ロナウド、ペペ、ファビオ・コエントラオ(共にポルトガル)、カリム・ベンゼマ、ラファエル・ヴァラン(共にフランス)、ルカ・モドリッチ(クロアチア)、マルセロ(ブラジル)、サミ・ケディラ(ドイツ)

2018年:ダニエル・カルバハル、イスコ、ルーカス・バスケス、マルコ・アセンシオ、ナチョ・フェルナンデス、セルヒオ・ラモス(共にスペイン)、アクラフ・ハキミ(モロッコ)、カゼミーロ、マルセロ(共にブラジル)、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)、ケイロル・ナバス(コスタリカ)、ルカ・モドリッチ、マテオ・コバチッチ(共にクロアチア)、ラファエル・ヴァラン(フランス)、トニ・クロース(ドイツ)

2022年:ダニエル・カルバハル、マルコ・アセンシオ(共にスペイン)、アントニオ・リュディガー(ドイツ)、カリム・ベンゼマ、オーレリアン・チュアメニ、エドゥアルド・カマヴィンガ(共にフランス)、エデン・アザール、ティボー・クルトワ(共にベルギー)、エデル・ミリタオ、ロドリゴ、ヴィニシウス(共にブラジル)、フェデリコ・バルベルデ(ウルグアイ)、ルカ・モドリッチ(クロアチア)