3位 エデルソン(マンチェスターC)

 

ロングパス率:14.1%


17-18年にマンチェスター・シティへ移籍し、正ゴールキーパーとして強豪クラブの守備を支え続けるエデルソン・モライス。ブラジル代表ではアリソンに守護神の座を譲っている状態だが、世界トップクラスのGKであることは間違いない。強烈なパントキックや最前線まで正確に配球できるのが印象的だが、意外にもロングパス数は少ない。1試合あたりの平均パス数は25.9本で、そのうち3.6本がロングパスとなっている。

2位 ドンナルンマ(PSG)

 

ロングパス率:8.4%


2021年にACミランからパリサンジェルマンに移籍したジャンルイジ・ドンナルンマ。ACミランではGKのファーストチョイスとして若くから活躍していたが、ナバスのいるPSGでは完全にポジションを奪い切ることはできていない。1試合あたりの平均パス数は21.7本で、そのうち1.8本がロングパスとなっている。

1位 ナバス(PSG)

 

ロングパス率:8.2%


2019年にアレオラとの実質トレードでレアル・マドリードからPSGに移籍したケイロル・ナバス。21-22年はドンナルンマとポジション争いを繰り広げることになったが、併用はされているもののファーストチョイスとしての座を守った。1試合あたりの平均パス数は21.0本で、そのうち1.7本がロングパスとなっている。

まとめ


ちなみに、欧州5大リーグでロングパスの割合が高い選手はトップ5、バーンリーのニック・ポープ(73.1%)、オサスナのセルヒオ・エレーラ(72.2%)、ワトフォードのベン・フォスター(71.6%)、ヘタフェのダビド・ソリア(69.7%)、カディスのヘレミアス・レデスマ(67.4%)。

このように、強豪クラブのGKの方が中位・下位クラブのGKよりロングパスの割合が少ないことがわかる。先述の通り、アトレティコ・マドリードのオブラクのような場合もあるため、一概には言えないが、攻められる回数が多いであろう中小クラブはロングパスで危機を回避する回数も増えるのではないだろうか。