プレミアリーグのウェストハムは、数ヶ月前から1億5000万ポンド(約228億9500万円)の契約に向けて交渉を開始していた。スパルタプラハの共同所有者兼社長であるダニエル・クレティンスキー氏に27%の株式売却されるのだが、彼の投資グループである1980ホールディングスからこの取引が行われる。


ウェストハムは資本金の少数株式の売却を完了させた。同クラブの主要株主2社は、実業家のダニエル・クレティンスキー氏とパベル・ホルスキ氏が率いるチェコのグループ「1980ホールディングス」に27%を売却することで合意した。数週間前には1億5000万ポンド(約228億9500万円)と言われていたが、具体的な金銭面の条件は公表されていない。

クレティンスキー氏はスパルタプラハのオーナー。筆頭株主である郵便会社ロイヤルメールや第2位のスーパーマーケットチェーン「セールズベリー」など、英国企業に多額の投資も行なっている。

ウェストハムは「この資金で長期債務の負担を軽減し、他の重要な事業を強化します」と声明で述べている。クレティンスキー氏とホルスキー氏の両氏は、クラブの取締役会に参加した。

現在プレミアリーグ上位に位置している同クラブの株式は、プレミアリーグのなかで最も細分化されている。今回の株式配分が行われるまでは、デビッド・サリバン氏(38.8%)とデビッド・ゴールド氏(25%)によって支配されていた。彼ら2名で過半数の株式を保有していることは明らかだが、新しい配分は不明。資本金の2%を所有していたトリップ・スミス氏が8%に増やしたことは報告されている。