カンプノウ

スペイン紙「El Mundo」はバルセロナがエンリケス・ネグレイラ(2018年までスペインサッカー連盟審判部門の副委員長)に支払った際の33個の請求書を入手し、合計168万ユーロ(約2億3,000万円)の支払いが行われたと報道した。

今回判明した支払いに関しては、15/16シーズンから17/18シーズンの3年間のもので、エンリケス・ネグレイラが退任したと同時に支払いはストップしている。スペイン国税庁の調査によると、「バルセロナは試合中に不利な判定をされず、平等な判定を下されるよう望んでいた」とのこと。

バルセロナの発表によると、エンリケス・ネグレイラに対しての支払いは認めており、当初はスペイン国内のユースカテゴリーの選手のスカウティングから始まり、後にはレフェリーに関する情報など、各レフェリーへの接し方、話し方、判定の傾向などのアドバイスするコンサル業務に対する支払いであると主張した。

実際、スペインサッカーではこの様なコンサルを受けることは稀なケースではない。例えばレアル・マドリーは元レフェリーのメヒア・ダビラをスタッフの一員として契約しているが、いずれにしても、既に引退している審判であって、当時の審判部門の副委員長とはわけが違う。

バルセロナに処分が下されるのか、下される場合はどのような処分になるのかは明確ではないが、ラ・リーガでの勝点減点、あるいは降格の処分も十分考えられるだろう。今シーズンのユベントスのスキャンダル、マンチェスター・シティのスキャンダルに続くバルセロナのスキャンダル。今後どのような動きがあるか注目せざるを得ない。

(By ALLSTARS CLUB編集部)