セビージャ

ヨーロッパリーグラウンド16の2ndレグでフェイエノールトに敗れたものの、2戦合計1-2でベスト8進出を決めたセビージャ。実は現行の「ヨーロッパリーグ」に変更された09/10年以降、ある記録を持っている。

それは、ベスト8に進出した年は全てヨーロッパリーグを制覇しているというものだ。13/14年、14/15年、15/16年、19/20年と4度の優勝を飾っている。一方で、優勝できなかった年は、全てベスト16以下で敗れている。

それでは、優勝した各年を簡単に振り返っていこう。

13/14年

ヨーロッパリーグの予選から勝ち上がった年。グループステージを首位で突破すると、ラウンド32、ラウンド16を突破。ラウンド16はライバルのベティスだったが、PK戦の末勝利した。

準々決勝では、1stレグで敗れたものの、2ndレグでポルト相手に大逆転勝利。続く準決勝は同じリーグのバレンシアと対戦し、2戦合計で同点だったものの、アウェイゴール差で決勝に進出した。

決勝の相手はベンフィカ。0-0のまま120分を戦い抜き、運命のPK戦へ。ベンフィカが2人失敗する一方で、セビージャは全員成功させ、優勝を果たした。

14/15年

ディフェンディングチャンピオンとして挑んだ大会。グループステージを2位で通過すると、ラウンド32のボルシアMG戦、ラウンド16のビジャレアル戦、準々決勝のゼニト戦、準決勝のフィオレンティーナ戦を難なく突破。ゼニト戦以外は2戦合計で2点差以上がつく圧勝だった。

決勝の相手はウクライナのドニプロ(2019年に消滅したクラブ)。取っては取られの白熱した試合だったが、最後はカルロス・バッカのゴールが決勝点となり、セビージャが2年連続の優勝を飾った。

15/16年

この年はチャンピオンズリーグに参戦していたが、グループステージ敗退となり、ラウンド32からヨーロッパリーグへまわった。モルデ、バーゼルを危なげなく倒すも、準々決勝のアスレティック・ビルバオ戦ではPK戦までもつれ込む展開に。しかし、セビージャが勝ち上がり、準決勝に進出した。

準決勝の相手はシャフタール・ドネツク。1stレグでは引き分けだったものの、2ndレグで突き放し、3連覇へ王手をかけた。

決勝の相手はリヴァプール。スターリッジに先制点を奪われるも、後半一気に逆転に成功し、3連覇を達成した。

19/20年

この年はグループステージから参戦。首位通過に成功すると、ラウンド32をアウェイゴール差でギリギリ突破。その後はローマ、ウルブズ、マンチェスターUと難敵を次々と撃破し、久しぶりの決勝進出を果たした。

決勝の相手はインテル。前半に2点ずつを奪った両者は、後半の中盤まで2-2の状態が続いていたが、最後はルカクのオウンゴールにより、勝利の女神はセビージャに微笑んだ。

(By ALLSTARS CLUB編集部)