サウジアラビア サッカー

サウジアラビアの政府系ファンド「Qiddiya」は、同国首都のリヤドに本拠地を置く2クラブ、アル・ヒラルとアル・ナスルの戦略的パートナーになることを発表した。アル・ヒラルは、アジア王者として2021年クラブW杯にも出場した強豪だ。

アル・ヒラルとアル・ナスルの両クラブは、同ファンドと戦略的パートナーとして提携し、2042年まで各クラブ1シーズンあたり2665万ドル(約30億5200万円)を受け取る。Gulf Newsによると、契約は5年ごとに見直すことができるという。


この契約の一環としてファンドは、両クラブが共有できる4万人収容の新スタジアムをリヤドに建設する。さらに、ジャック・ニクラス氏(米国有名ゴルファー)が設計した新しいゴルフコースの建設や、2024年からサウジアラビアF1グランプリが開催されるキディア・サーキットの建設も予定されている。

ゴルフコースとサーキットの建設は、アル・ヒラルとアル・ナスルとの単独契約ではなく、石油産業以外の経済活性化を目指すサウジアラビア国家の「ビジョン2030」プロジェクトの一環として行われるものだ。さらに石油産業以外への出資として、国の財源がアル・イテハドやアル・アハリ・サウジなど、国内の他のサッカークラブに使用されている。

ビジョン2030の筆頭株主は、運用資産4300億ドル(約49兆2500億円)のサウジアラビア政府系ファンド「PIF」で、2021年からこのような事業に参画。その中には、2億ドル(約229億円)を投じて新しい国際ゴルフサーキットを開発すること、プレミアリーグのニューカッスル・ユナイテッドを買収すること、2023年に初の電気ボート世界選手権を立ち上げることなどが含まれている。