先週、プレミアリーグ、ブンデスリーガ、リーグアンが開幕。そして今週からセリエAとラ・リーガが開幕することとなる。

プレミアではフラムがリバプール相手に大健闘。今シーズン注目を集める2大フォワードのヌニェスとハーランドもそれぞれ得点を決め早速得点争いを開始した。

リーグアンではPSGがクレルモンに対してメッシのオーバーヘッドを含む5発大勝でスター軍団の実力を見せつけた。伊東純也を今シーズン獲得したスタッドランスは、監督が新しく代わったマルセイユと対戦。タヴァレスのゴラッソを含む4得点を決められ黒星を喫した。

このように早速見どころが伝えきれないほど満点な三つのリーグだが、今週からはここにセリエAとラ・リーガが加わってくる。

セリエAの注目はここ2シーズンそれぞれ一回ずつ優勝しているミラノ勢に王座奪還を目指す新生ユベントス、大型補強を図ったローマの4クラブは特に注目に値するだろう。

ラ・リーガでは今シーズン一番と言っていいほど移籍市場で注目を浴びたバルセロナが宿敵レアル・マドリーからラ・リーガのタイトルを奪い取ることができるのか。昨シーズンCLで好成績を収めたビジャレアルは今シーズンはCL復帰できるか見ものだ。

それでは今週のピックアップマッチを見ていこう。

チェルシーvsトッテナム【ロンドン・ダービー】

キックオフ:8月15日(月)早朝3時(JST)

2節目にして早速の好カード、ロンドン・ダービーだ。メンバーの刷新が見られたが、クリバリ、チアゴシウバ擁するチェルシーは危ういシーンは見られたものの盤石な最終ラインでエヴァートンをシャットアウト。移籍したばかりのククレジャもいきなり決定機を演出するなどクラブで成功しそうな雰囲気を醸しだしていた。

しかしヴェルナーが完全移籍で古巣ライプツィヒに帰るなど、前線のピースに不安要素が残る。尚更サウサンプトンから帰ってきたブロヤが覚醒すればと思う方も多いだろう。

一方、トッテナムも幸先の良い出だしだ。特に昨シーズンからユベントスからトッテナムに移籍したクルゼフスキはまさに水を得た魚そのもの。前節のサウサンプトン戦も1G1AとMVPに選ばれた。ソンフンミン、ハリーケインにリシャルリソンやペリシッチと更に武器が増えたトッテナムの攻撃陣は今シーズン爆発しそうだ。

フライブルクvsドルトムント

キックオフ:8月13日(土)早朝3時30分(JST)

堂安律を獲得したフライブルク。前節ではフライブルクとして、ブンデスリーガデビューでいきなりゴールを上げる。持ち前のメンタルの強さで得点に絡ませた。

そしてフライブルクはEL権を昨シーズン獲得しているため、ヨーロッパのコンペティションでまた日本人を見られるのを嬉しく思う方も多いだろう。

そんなフライブルクだが、今シーズンから胸スポンサーがCAZOOに変わっている。今シーズンからこの企業を目にする方は多くなる。久保建英が所属するソシエダもCAZOOがメインスポンサーとなっている。その他、リーグアンではマルセイユ、セリエAではボローニャもCAZOOをユニフォームに載せることとなった。

さてドルトムントは今シーズン、ハラー、シュロッターベック、アデイェミを獲得した。シュロッターベックはドルトムントに移籍して初めての古巣フライブルクとの対戦になる。フライブルクとしては味方としては頼もしい存在だったが、相手になるとなると難敵になるに違いない。

一方、ハラーは現在、腫瘍の療養中で当分見られないがピッチに戻ってきて得点を量産する姿を楽しみに待っておこう。

また昨シーズン、フリーでバイエルンミュンヘンを退団したズーレをフリーで獲得したことで、フンメルスと新加入のズーレ、シュロッターベックの三人でドイツ代表のセンターバックが並ぶことになる。

しかしながらこれまでハーランドに頼っていた得点力の部分はおそらく課題にはなってくるだろう。