サンティアゴ・ベルナベウ

日本時間27日の早朝に行われるコパ・デル・レイ準々決勝のレアル・マドリード対アトレティコ・マドリード。マドリードダービーであることから大きな盛り上がりが予想されるが、試合を前にしてある問題が話題となっている。

その問題とは、ベルナベウでアトレティコのユニフォームやタオルマフラーなどを身につけたファンの入場を大幅に制限するというものだ。

『MARCA』によると、今回のマドリードダービーでアトレティコを象徴するものを着用しながらベルナベウに入場できるのはたったの600人。元々334人だったが、あまりにも少なすぎるとのことでわずかながら増やされた。

レアル・マドリード側ははっきりと着用禁止を明言しているわけではないそうだが、チケット購入画面にはそれを示唆するメッセージが表示されるという。

アトレティコに所属するアントワーヌ・グリーズマンは、334人から600人に増えたというツイートに対し、「うわ、すごいね」と笑い転げた絵文字と共に皮肉のコメントを残した。

実はこの制限は、すでに行われたバルセロナ対レアル・ソシエダの試合にも適用されるはずで、その人数は162人だったという。ただ、最終的には制限が取り払われ、自由にソシエダファンもユニフォームを着用して席に座ることができた。

これらの問題は大晦日に行われたバルセロナ対エスパニョールのバルセロナダービーがきっかけだった。

ビッグマッチや伝統的な試合で問題を起こさないようにするという意味では理にかなっているかもしれないが、アウェイファンにとっては敵地で奮闘するクラブを応援できないのはもどかしい思いもあるだろう。