ベティス

サラリーキャップにより、何人かの選手を登録できない状態でシーズン開幕を迎えていたベティス。主力としてプレーしていたDFバルトラをトルコの「トラブゾンスポル」へ売却するなど、必要なやりくりを見せていた。

そしてこの度、クラブの主要株主であるアンヘル・ハロ会長とホセ・ミゲル・ロペス・カタラン副会長は、650万ユーロを直接拠出することでラ・リーガと最終合意したという報道がなされた。

これにより、日本時間8月27日に行われたベティス対オサスナの1戦でほとんどの選手を登録することが可能となった。

今シーズン、ベティスはサラリーキャップに引っかかっており、最初の2試合(対エルチェ、対マジョルカ)は登録の関係上、ブラーボ、グアルダード、ルイス・エンリケ、ホアキン、ウィリアン・ジョゼがベンチから外れていた。

しかし、オサスナ戦では、グアルダード、ルイス・エンリケ、ホアキンが戦線に復帰。チームは1-0で勝利し、レアル・マドリードと並んで開幕3連勝に成功した。グアルダードとルイス・エンリケは途中から試合に出場している。

さて、今回の650万ユーロという数字だが、これはクラブの年間予算の約5%に相当するという。バルトラの移籍で750万ユーロの収入があったとはいえ、まだ十分ではなかった。

現時点では、クラブは会長らの出資が選手登録のための最も現実的な選択肢であると評価している。しかし、この動きは増資の可能性もあり、このオプションは次のベティス株主総会で議論される必要があるという。

ひとまず多少の問題を解決したベティスだが、次の試合は王者レアル・マドリードとの一戦。あらゆる面を万全にした状態で挑みたいところだ。