コパデルレイ

アンダルシア州都セビージャでは、イースターの観光の目玉として、国王杯(コパデルレイ)の決勝戦(日本時間の4/24 早朝5時キックオフ)が開催される。レアル・ベティス対バレンシアCFのタイトルマッチを目当てに、何十万人ものサッカーファンがやってくる。セビージャ市議会は、このスポーツイベントが地元経済に与える影響を4500万ユーロと見積もっているそうだ。

今のところ、この週末のホテル予約はすでに8割に達しており、この時期の通常料金に比べれば倍増するにもかかわらず、その割合はさらに増えると予想されている。

また、市議会は、ベティスがセビージャのチームであるということが決勝戦開催に向けた同市のビジネスポテンシャルを低下させるにも関わらず、4500万ユーロ(約62億6000万円)の経済効果を達成することになると指摘している。

一方、先週、スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長は、「エスタディオ・デ・ラ・カルトゥハ」で開催されるカップ戦決勝の契約をもう1年延長するようアンダルシア州議会と交渉中であることを明らかにした。契約が更新されれば、同スタジアムで2024年まで決勝戦が開催されることになる。

前回大会(20-21シーズン)の決勝、ビルバオvsバルセロナ戦もセビージャの「ラ・カルトゥハ」で行われていた。

最初の契約では、2020年から2023年のサイクルで、アンダルシア州はカップ戦の決勝戦のために480万ユーロ(約6億6700万円)を支払っている。また、「ラ・カルトゥハ」は州議会が所有しているが決勝戦の開催費用は地方議会とセビージャ市議会と折半で負担している。

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