ワールドカップ

日本時間12月6日0:00、日本代表がベスト8進出をかけてクロアチア代表と対戦する。今大会はスペイン、ドイツ、コスタリカと同じグループに入り、決勝トーナメント進出は難しいと見られていたが、総合力で何とかGS突破を成し遂げた。

日本はグループEを1位で突破したため、対戦相手はグループFの2位。ベルギー、クロアチア、モロッコ、カナダのグループだったが、ベルギーが予選落ちし、前回大会準優勝のクロアチアが2位という波乱の結果となった。

その日本の相手となるクロアチアだが、最も警戒しなければならない選手は、やはりレアル・マドリードでプレーするルカ・モドリッチだろう。

現在37歳と大ベテランながら、主力として中盤を駆け回る。豊富な運動量と正確無比なパスで相手を翻弄。彼を自由にさせるのが一番危険だ。

そのモドリッチと共に中盤を担うコヴァチッチとブロゾヴィッチも侮ってはいけない。

コヴァチッチは相手を上手くかわすプレーが得意。ドリブル中に相手に当たられたとしても、その衝撃を生かしてするりと抜け出す。また守備でも顔を出すことができるなど、モドリッチと似ている。

一方のブロゾヴィッチは、アンカーとしての役割を担う。カゼミーロのようにフィジカルで勝負するというよりは、ブスケツのようにパスで散らしながらチームの攻撃をスタートさせるタイプのアンカーである。

守備陣でいえば、20歳のグヴァルディオルが今大会一気に株をあげている。強靭な体格を生かしたデュエルはもちろんのこと、パスの精度も高い。最終ラインからの展開に気を付けなければならない。

攻撃陣では、やはりイヴァン・ペリシッチだろうか。右足でも左足でも正確にボールをコントロールすることができる。カットインからのシュートや縦突破からのクロスなど、守備陣は警戒すべき部分が複数個ある。

このように、クロアチアは全ポジションに核となる世界レベルの選手を有している。ドイツやスペインと同様に難しい相手になることは間違いないが、チームとして連動し、史上初のベスト8に進出したいところだ。