前田大然

自身初となるワールドカップメンバー入りを果たしたFW前田大然(25、セルティック)。前田といえばスピードを生かして、前線から果敢にプレスをかけるプレースタイルが特徴的だ。

前田が初めてA代表に選ばれたのは、2019年に行われたコパ・アメリカ。招待枠として出場した日本代表のメンバーに入った。しかしそこではエクアドル戦で1対1の絶好機を外すなど不完全燃焼に終わった。

そして迎えるカタールワールドカップ。本人にとっては2回目の大きな大会への出場となる。果たしてどのような成績を残すのか。

4日に行われた記者会見では「選ばれたからには責任をもって戦いたい。」と意気込みを語った。

ワールドカップでの目標に関しては「フォワードなのでゴールを取りたいですし、チームのために走りたい。そしてチームのために戦いたい」と強い意欲を示した。

前田の魅力はゴール以外に前線からのハイプレスがある。それに関しては、「前からプレスをかけるのは大事だが、強豪相手だとすぐに剥がされるので、どのようにコースを限定するかを意識する」と策を考えているようだ。

前田はセルティックの一員としてチャンピオンズリーグを戦い、レアル・マドリードやライプツィヒといったスペイン・ドイツの強豪と対戦した。「ワールドカップ前にチャンピオンズリーグを経験できたのは大きい。代表で生かせるように頑張っていきたいと思います」。

セルティックへ移籍したのは2022年。ワールドカップイヤーの移籍はリスクを伴う場合もあるが、前田は「(移籍してから)メンタルは強くなった。メンタルが弱いとプレーに影響する。強くなればなるほどサッカーも上手くなると感じている」とメンタル面の成長を強調した。

ALLSTARS CLUBからは2つ質問をさせていただいた。

対戦が楽しみな選手は誰かという質問には「特にいない。どのポジションにも良い選手がいるので、チームとして戦うのが楽しみ」とチーム全体として戦うことを強調し、理想の形のゴールは何かという質問に対しては、「1点は1点。スーパーゴールはかっこいいけど、泥臭くゴールに向かっていければと思います」と回答。やはりチームとしての躍進を意識しているようだ。