チャンピオンズリーグ

ワールドカップ開催に際し、かなりの過密スケジュールで行われた22-23年チャンピオンズリーグのグループステージ。11月上旬にすべての決勝トーナメント進出クラブが決定し、各クラブで明暗が分かれた。

今シーズン全出場クラブの中で唯一全勝突破を達成したのは、バイエルン・ミュンヘン。インテル、バルセロナと同組でありながら、危なげない戦いぶりを見せた。

バイエルンのほかに第5節終了時点で可能性があったのは、グループAのナポリ。リバプールやアヤックスと同組に入ったが、今シーズン絶好調のナポリは、初戦のリバプール戦から勝ちを積み重ねた。しかし、最終節にリバプールに2-0で敗れ、全勝とはならなかった。

さて、CLにおけるグループステージの全勝突破だが、意外にも達成しているクラブは多くない。引き分けを含む無敗突破はいくらでもあるが、全勝となると話は異なる。

今回は、2000年以降のチャンピオンズリーグでグループステージ全勝突破を記録した事例を紹介していこう。

バルセロナ(02-03年、グループH)

21世紀で一番初めに達成したのは、02-03年のバルセロナ。1次グループステージのグループHでロコモティフ・モスクワ、クラブ・ブルッヘ、ガラタサライと同組に入り、圧倒的な強さで全勝突破を達成した。2次グループステージでも勢いを維持したが、最終的に準々決勝でユベントス相手に勝ちきれず、敗退となった。

レアル・マドリード(11-12年、グループD)

リヨン、アヤックス、ディナモ・ザグレブと同組になったレアル・マドリード。19得点2失点とほぼ完全勝利でグループステージを突破した。そのままの勢いで準決勝まで進んだが、PK戦の末、バイエルン・ミュンヘンに敗れた。PKではロナウド、カカ、ラモスが外すなどチームとしてはかなりの誤算だった。

レアル・マドリード(14-15、グループB)

再び達成したのはレアル・マドリード。バーゼル、リバプール、ルドゴレツ・ラズグラドと同組になったが、16得点2失点で余裕の突破を見せた。こちらも準決勝まで進んだが、ユベントス相手に2-3で敗れることとなった。

バイエルン・ミュンヘン(19-20、グループB)

19-20年には、バイエルン・ミュンヘンが初めて全勝突破を記録した。トッテナム、オリンピアコス、ツルヴェナ・ズヴェズダと同組に入り、24得点5失点と圧倒的な攻撃力を見せつけた。このシーズン決勝まで進んだバイエルンは、0-1でPSGを下し、12-13年以来の優勝を達成した。

リバプール(21-22、グループB)

21-22年には3チームが達成したのだが、1クラブ目はリバプール。アトレティコ・マドリード、ポルト、ACミランと同じ「死の組」に入ったが、さすがの戦力で全勝突破を達成した。このシーズンは決勝まで進んだものの、レアル・マドリードを倒すことはできなかった。

アヤックス(21-22、グループC)

21-22年に達成した2クラブ目はアヤックス。スポルティング、ドルトムント、ベシクタシュと決して簡単ではないグループだったのだが、20得点5失点と無類の強さを見せつけた。準決勝で惜しくも敗れた18-19年の雪辱を果たすべく決勝トーナメントに挑んだが、ラウンド16でベンフィカに敗れて姿を消した。

バイエルン・ミュンヘン(21-22年、グループE)

21-22年に達成した3クラブ目はバイエルン・ミュンヘン。ベンフィカ、バルセロナ、ディナモ・キエフと同組に入り、22得点3失点とさすがの強さを見せた。しかし、決勝トーナメントでは準々決勝でEL優勝枠として出場していたビジャレアルにまさかの敗戦となった。

バイエルン・ミュンヘン(22-23年、グループC)

2年連続で全勝突破を記録した初のクラブとなったバイエルン・ミュンヘン。インテル、バルセロナ、ヴィクトリア・プルゼニと同組に入りながら、18得点2失点と他を寄せ付けない戦いぶりを見せた。