VAR

スペインのカタルーニャ州に本拠地を構える放映会社「メディアプロ」は、今後4年間にわたり、コンメボル(南米)の大会でVARを提供する契約を締結した。

具体的には、2026年までコパ・リベルタドーレス(欧州でいうCL)とコパ・スダメリカーナ(欧州でいうEL)で担当することになる。同社と南米の関わりは今回が初めてというわけではなく、2021年に行われたコパ・アメリカですでにパートナーとなっていた。

スペイン国外では、ポルトガル、ウルグアイ、ギリシャ、メキシコ、チリ、コロンビアなどの国内リーグでVARサービスを提供しているほか、ゴールドカップ(北中米カリブ海のナショナルチームによる大会)、コンカカフ・チャンピオンズリーグ(北中米カリブ海のCL)などの大会にも関わっている。また、11月に開幕するカタールワールドカップへの地域予選でも担当していた。

VARは今や欠かせない存在となっているが、導入され始めたのは2016年から2017年にかけてとまだ歴史は浅い。2018年のロシアワールドカップでも使用された。Jリーグでは、2021年から正式に使用されている。

VARが導入されたことにより、これまで見逃されていた誤審などが正確に判断されるようになった。やはり人の目では限界があるため、この画期的なシステムは審判・選手の両方を救うことになる。