エリクセン

現在、ユナイテッドでプレーするエリクセン。彼はユーロ2020のフィンランド戦の試合途中、心肺停止の状態に陥った。医療スタッフの迅速な対応により一命を取り留め、現在はペースメーカーを装着しプレーする彼が、当時から現在までの道のりを振り返った。

まず彼は意識が戻った時のことを振り返った。

「実際に私はそれが起こった翌日に動画を見ました。何が起こったのかを実際に見て、すべての感情を乗り越えて、後で備えるために」と彼は話し、「ただ見ているだけで、それが何なのかはあまり考えません。ただ見ているだけで、それで終わりです」と続けた。

そして彼は徐々に復帰に向けリハビリを開始し、ペースメーカーを装着した状態でのプレーを医師から許可された。

しかしエリクセンが当時所属していたのはセリエAのインテル。2012年にセリエBでの試合中に選手が倒れ、死亡事故が起こったことを受け、イタリアサッカー界は心臓疾患を持つ選手のプレーを禁止する規則を設けていた。

そのため、エリクセンはイタリア国外でのプレーを余儀なくされた。

エリクセンは2022年にフリーエージェントでブレントフォードに加入。見事な活躍を見せ、2022年7月にはユナイテッドへの移籍が決まった。

エリクセンは復帰から、ユナイテッド移籍までの道のりをこう振り返る。

「ブレントフォードでとても楽しい時間を過ごした。サッカー選手に戻れるチャンスを与えてくれたクラブとトーマス・フランクにはこれからも感謝し続けるだろう。」 

「自分がトップレベルにあると確信できて、それを目指すつもりだった。そして私にとって幸運なことにユナイテッドでプレーするチャンスを得た。」

そしてエリクセンは最後に「私は幸運だ」と話した。

(By ALLSTARS CLUB編集部)