バイエルン・ミュンヘン

先日、ドイツ代表DFジューレがバイエルンから宿敵ドルトムントへフリー移籍することが発表された。実際に移籍するのは、今夏になる。

ジューレは今シーズン、主力CBとして出場し、首位をひた走るバイエルン・ミュンヘンの守備を支えている。そんなジューレがまさかの最大のライバルに移籍することになった。それもフリーで。

逆の強奪パターンは過去に何度も見られたが、今回の例はかなり珍しいケースだろう。ちなみに、バイエルンがドルトムントから引き抜いた「強奪」例で言えば、現在世界No1FWであるレバンドフスキ、絶対的CBだったフンメルス、当時期待の新生だったゲッツェなどがある。

さて、今回の移籍はフリーだが、バイエルンはここ1年の間に3人もの主力CBをフリーで手放している。21年夏にボアテングをリヨンへ、アラバをレアル・マドリードへ放出した。

バイエルンからすれば、実力のある主力選手を3人もフリーで放出するのは損失だろう。

ボアテングの場合は、世代交代のための実質戦力外であったが、サイドバックとセンターバックを世界トップレベルでこなす全盛期のアラバの放出はかなりの痛手だ。移籍時のアラバの市場価値は約74億円で、史上最も市場価値の高い選手のフリー移籍になった。

ただこれでもバイエルンの戦力が大きく落ちないところが強さの所以だろう。同じブンデスリーガのライプツィヒから23歳のウパメカノを獲得し、見事にアラバの穴を埋めている。

また、フランス代表のパヴァールやリュカ・エルナンデスがセンターバックとしてプレーすることもあり、前人未到の10連覇に向けて突っ走るのみとなっている。