皆さんはフットサルをプレーしたことはありますか?趣味程度であれば経験があるという方も多いのではないでしょうか。サッカーよりコートが小さいため、友人と気軽にプレーできることが魅力的ですよね。しかし、フットサルのルールは意外と複雑です。サッカー経験者であればサッカーとフットサルの違いに戸惑ったことがあるかもしれません。

今回の記事では、フットサルについて詳しくない方でも楽しんでいただけるよう、フットサルとサッカーの違いを紹介します。少しでも知識を増やして先日スタートしたフットサルコンテンツや9月12日に開幕するフットサルW杯を思い切り楽しみましょう!


サッカーとフットサルの違い

■ピッチ

フットサルコートはサッカーコートの1/4程度の広さしかありません。かなり小さいです。

国際試合の規定で言うと、サッカーコートは最大縦120m×横75m、 最小縦100m×横64mですが、フットサルは最大縦42m×横22m、最小縦38m×横18mです。


■プレー人数

サッカーは11人でプレーしますが、フットサルは5人です。コートが1/4であるにも関わらずプレー人数が1/2ということは、より選手間の距離が近く激しい戦いになりますね。

交代に関して:サッカーはプレーが止まったときに審判の承諾を得て基本的に3人までとなっています。しかしフットサルでは交代できる人数、タイミング、回数が決まっておらず、審判に告げる必要もありません。フットサルでは1試合の中で何度でもコートとベンチを行き来することができます。


■タッチラインを割った時

タッチラインを割ったとき、サッカーの場合はスローイングでコート内にボールを送りますよね。

しかしフットサルは「キックイン」を行います。キックインはスローイングと異なり、足でボールを蹴ってプレーを再開します。


■試合時間

サッカーは45分ハーフで試合が行われますが、フットサルは20分ハーフです。

ただし、サッカーはボールがラインを割っても時間は止まりませんが、フットサルはボールがピッチ外へ出た場合、時間が止まります。

つまりフットサルでは、見た目は20分ハーフの合計40分ですが、実際の試合時間は1時間を越えることがざらにあります。また、前後半1回づつ「タイムアウト」を取ることができます。ただし、タイムアウト中に選手交代を行うことはできません。


■ファール・オフサイド

ルールブック上ではファールの基準はサッカーと同様です。スライデイングタックルも可能です。

またフットサルの場合は反則が累計方式になっていて、6つ目の反則からは、第2ペナルティマークからの直接フリーキックになります。

サッカーには、パスを出した瞬間「ゴールから数えて2番目にゴールに近い相手選手よりもゴール側」にいる選手がパスを受けることで反則となる、「オフサイド」がありますがフットサルにはオフサイドのルールはありません。



このようにサッカーとフットサルは主に足でプレーするという点では非常に似ていますが、細かいルールなどを見てみると完全に異なる競技です。

これらの他にも様々な違いがありますが、最低限頭に入れて9月12日に開幕するフットサルW杯を楽しみましょう!