レアル・マドリーは、新ベルナベウの建設費超過に対応するための追加資金を求めている。レアル・マドリーの取締役会は、1億5000万から2億ユーロの追加融資を要請することを検討しているという。これが実現すると「ヌエボ・ベルナベウ」の建設費用は10億ユーロを超える。

 

レアル・マドリーは、4月にウクライナ戦争による原材料やコストの上昇、インフレ率の上昇の影響を受け、少なくとも来年夏まで新しいベルナベウの完成を延期せざるを得なくなった。

 

本来なら2022年末に完成予定だった新しいサンティアゴ・ベルナベウは、4億ユーロにも昇るコスト超過で2023年夏まで延期されることになった。今回の追加資金調達は初めてではなく、2021年末にもクラブはスタジアムの改修に当初含まれていなかった工事の資金調達のため、銀行に2億2500万ユーロを要求していた。

 

そして今回の融資期間は27年ととても長い。元本返済の猶予期間も設けられているため、レアル・マドリーが返済を開始するのは2024年7月30日からとなる。

 

またマドリーは別の形でも資金を調達しており、記憶に近いのがレジェンド社とシックスストリート社との契約で、マドリーは3億6000万ユーロを融資してもらう代わりに、今後20年間ベルナベウから発生する収益を30%受け取ることになっている。