ワールドカップ

カタールワールドカップもいよいよ大詰めを迎えた。3位決定戦はクロアチア対モロッコ、決勝はアルゼンチン対フランスだ。

アルゼンチンが1986年以来の優勝を果たすのか、フランスが2連覇を達成するのかというチームの結果が一番の楽しみだが、個人のタイトルも一つの注目ポイントである。

個人タイトルといえば、MVPや得点王だが、今回注目するのはMVP。FIFAによると1982年から始まったタイトルだという。

今大会の有力候補は、アルゼンチンのリオネル・メッシかフランスのキリアン・エムバペだろうか。共に大きく得点に関与しているほか、攻撃面で違いを作ることができる。

ただ、優勝したからといってMVPに選ばれるとも限らない。実際、2014年は準優勝のメッシ、2018年も準優勝のモドリッチとなっている。2010年に至っては、4位のウルグアイ代表からフォルランが選ばれた。

それでは、1982年以降のワールドカップMVPたちを振り返っていこう。

1982年パオロ・ロッシ(イタリア、優勝)
1986年ディエゴ・マラドーナ(アルゼンチン、優勝)
1990年サルヴァトーレ・スキラッチ(イタリア、3位)
1994年ロマーリオ(ブラジル、優勝)
1998年ロナウド(ブラジル、準優勝)
2002年オリバー・カーン(ドイツ、準優勝)
2006年ジネディーヌ・ジダン(フランス、準優勝)
2010年ディエゴ・フォルラン(ウルグアイ、4位)
2014年リオネル・メッシ(アルゼンチン、準優勝)
2018年ルカ・モドリッチ(クロアチア、準優勝)
2022年リオネル・メッシ(アルゼンチン、優勝)