アルゼンチン対フランス

日本時間12月19日0:00、いよいよカタールワールドカップの最後の試合、アルゼンチン対フランスの決勝が行われる。

アルゼンチンはクロアチアを、フランスはモロッコを破って勝ち上がってきた。

両者ともに準決勝では快勝を収めており、良いイメージで決勝に臨むことができるだろう。

アルゼンチンとフランスは過去に3度対戦しているが、アルゼンチンが6勝3分3敗で勝ち越している。しかし、近年のフランスの強さをみると、過去の成績は全く関係ないだろう。

それでは各対戦を簡単に振り返っていこう。

アルゼンチン:6勝
フランス:3勝
引き分け:3

1930年ウルグアイW杯グループステージ(0-1でアルゼンチン勝利)

初めての対戦は第1回ワールドカップ。グループステージ初戦で顔を合わせた両者だったが、試合終盤のアルゼンチンの得点が決勝点となり、アルゼンチンが初戦をものにした。

1965年国際親善試合(0-0の引き分け)

2試合目は、初戦から30年以上も後のことだった。試合は両者譲らずスコアレスドローに終わった。

1971年国際親善試合(3-4でフランス勝利)

この試合はフランスが試合開始早々に先制すると、前半はそのまま終了。しかし、後半にお互いが点を取り合う乱打戦となったが、結果的にフランスが勝利した。

1971年国際親善試合(2-0でアルゼンチン勝利)

前回の対戦から5日後に行われた試合。この試合では逆にアルゼンチンが試合開始早々に得点をあげた。後半にもアルゼンチンが追加点を決め、そのまま2-0で勝利を収めた。

1972年タッサ・インデペンデンシア(0-0の引き分け)

ブラジルの独立150周年を記念して開催された大会。南米諸国とその他一部国が招待された。グループステージの最終戦で顔を合わせた両者は、0-0のスコアレスドローに終わった。

1974年国際親善試合(0-1でアルゼンチン勝利)

1974年西ドイツワールドカップ開催前に行われた。前半にエースのマリオ・ケンペスによるゴールでアルゼンチンが先制すると、そのまま逃げ切りに成功した。

1977年国際親善試合(0-0の引き分け)

アルゼンチンが初優勝を飾ることになる1978年大会のちょうど1年前に行われた試合。両者譲らずスコアレスドローに終わった。

1978年アルゼンチンW杯グループステージ(2-1でアルゼンチン勝利)

アルゼンチンで開催されたワールドカップのグループステージで対戦した両者。前半終了間際にアルゼンチンがPKで先制する。後半にフランスも追いついたが、その後再びアルゼンチンが得点を決め、2-1で勝利した。

1986年国際親善試合(2-0でフランス勝利)

1986年メキシコW杯の前に行われた親善試合。前半と後半に1点ずつを決めたフランスが無失点で勝利を収めた。ただアルゼンチンは、W杯本戦でマラドーナの活躍もあり、2大会ぶり2度目の優勝を達成した。

2007年国際親善試合(0-1でアルゼンチン勝利)

約20年ぶりとなった両者の対決。前半にハビエル・サビオラのゴールで先制したアルゼンチンがそのまま逃げ切り、0-1で勝利した。

2009年国際親善試合(0-2でアルゼンチン勝利)

21世紀で2回目の対戦となった両者は、またもやアルゼンチンが先制する。試合終盤にはメッシがゴールを決め、0-2で勝利を収めた。

2018年ロシアW杯ラウンド16(4-3でフランス勝利)

直近の対決はロシアワールドカップのラウンド16。激しい撃ち合いだったため、記憶に残っている人も多いだろう。

グリーズマンのゴールでフランスが先制するも、ディマリアのゴラッソで前半の内にアルゼンチンが同点に追いつく。そしてその直後にアルゼンチンが勝ち越しに成功した。

しかし、パヴァールのゴラッソでフランスが追いつくと、当時19歳のエムバペによる電光石火の2ゴールで一気にフランスが差を広げた。

後半アディショナルタイムにアグエロが一矢報いるも反撃はここまで。4-3でフランスが勝利し、準々決勝に駒を進めた。