アディダスは、上半期で50億7700万ユーロ(約6600億円)を計上した。さらに、予想収益を上方修正し、2021年は前年比で年間最大20%の成長を見込んでいる。


アディダスは、スポーツ小売業内での上昇傾向を維持している。同社の上半期の売上額は、前年同期比51%増の50億7700万ユーロ(約6600億円)となった。また、3億1700万ユーロ(約411億7300万円)の損失に対し、4億700万ユーロ(約528億6000万円)の純利益を達成した。

アディダスのCEOであるキャスパー・ローステッド氏は、「この夏、スポーツが生活の中に戻ってきたことで、素晴らしい第2四半期を終えることができました」と語っている。ヨーロッパと北米での売上はほぼ2倍、主要なアウトドアとサッカーのセグメントでは3倍以上になった。

欧州・中東・アフリカ(Emea)における売上高は36億8000万ユーロ(約4780億円)、北米における売上高は24億600万ユーロ(約3195億円)となっている。中国では、アディダスは16.3%増の24億500万ユーロ(約3182億円)を計上し、その他のアジア太平洋地域では21%増の11億3500万ユーロ(約1474億円)を計上した。

2021年に向けて、アディダスは予想収益を上方修正し、前年比20%増で年を終えることを目指している。リーボック社の売却に関する情報はまだなく、製品ラインごとの売上高の内訳も明らかになっていない。