ノッティンガム・フォレスト

21-22年チャンピオンシップの昇格プレーオフを制し、98-99年以来のプレミアリーグ復帰となった古豪ノッティンガム・フォレスト。

78-79年、79-80年にチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を2連覇を達成したこともあるクラブだが、2000年代は3部リーグ降格も経験するなど困難な時間を過ごした。

そんなノッティンガム・フォレストは、22-23年からプレミアリーグでプレーするにあたり、夏の移籍市場で1億6195万ユーロを選手獲得に投じるなど”本気”を見せた。

しかし結果は非常に厳しいものになっている。12試合を終えた時点で勝ち点9(2勝3分7敗)という成績に終わっており、順位は最下位。得失点差も-15とリーグワーストである。クラブとしてはかなりの想定外だろう。

シーズン開幕前、実はクラブはスポーツ面だけでなく、経営面にも自信を持っていた。21-22年にメインスポンサーを務めていた『BOXT』との契約延長を拒否し、新たな胸スポンサー探しの旅へと出たのである。

目標は1000万ポンドのスポンサーであったが、結果として見つけることができず、ここまで胸スポンサーなしでシーズンを進めている。デイリー・メールによると、500万ポンドのオファーはいくつかあったが、すべて拒否したという。しかし、昇格したばかりのチームにしては、この金額はかなり良い数字だそう。

また、Football Insiderによると、1000万ポンドという数字はウェストハムやエヴァートンと同等の額であるという。このことから、シーズン開幕前のノッティンガム・フォレストはやや自分たちを過信していたと言えるだろう。

そして現在、彼らには200万ポンドのオファーがあるそうだが、もしシーズン前に500万ポンドのオファーを受けていたとしたら、300万ポンド多く稼げていたことになる。

このように、シーズン約3分の1終了時までの成績は、スポーツ面・経営面ともに良好とはいえない状況に立たされている。ここからの巻き返しに期待したいところだ。