日本時間10月29日から10月31日にかけて行われる欧州主要リーグの注目試合をピックアップ!ビッグクラブ同士の対決はないが、重要な試合が盛りだくさん!
【2試合連続の大金星か首位チームの意地か】アーセナル対ノッティンガム・フォレスト
プレミアリーグ第14節の注目試合は、アーセナル対ノッティンガム・フォレスト。プレミアリーグ首位と最下位の対決だ。
本来ならそこまで注目試合にはならないが、ノッティンガム・フォレストは前節リヴァプール相手に大金星をあげた。2試合連続でのジャイアントキリングが見られる可能性があるため、注目試合として紹介していく。
首位アーセナルは今シーズン、抜け目がない。近年は低迷するシーズンが続いていたが、22-23年シーズンは開幕から絶好調。プレミアリーグでは1敗しかしておらず、ヨーロッパリーグも軽々と突破を決めている。
一方のノッティンガム・フォレストは勝ち点9、得失点差-15で最下位に沈む。大型補強が実っていない状態だ。しかし、前節のリヴァプール戦では大きすぎる勝ち点3を手にした。いくら今シーズンのリヴァプールが不調だからといって、そう簡単に勝てる相手ではなかっただろう。
今回のアーセナル戦でも新たなドラマが期待される。
ノッティンガム・フォレストは98-99年を最後にプレミアリーグから遠ざかっていたため、過去3シーズンにおいてアーセナルとの対戦はカップ戦しかない。
昨シーズンの唯一の対戦であったFAカップではノッティンガム・フォレストが下剋上。最終的に準々決勝まで勝ち進んだ。
しかし今シーズンのノッティンガム・フォレストは1億ユーロ以上を使って戦力を補強したものの、順位は最下位となっている。昨年の勢いは影を潜めている。
【マドリー&バルサを追従】ソシエダ対ベティス
ラ・リーガ第12節の注目カードはレアル・ソシエダ対レアル・ベティス。4位と5位の上位陣対決だ。勝ち点はそれぞれ22と20となっており、ベティスが勝利した場合順位が入れ替わることになる。
また、一つ順位が上のアトレティコも勝ち点が23であり、これからも順位が目まぐるしく動くことになるだろう。
今シーズンの両者はラ・リーガ、ヨーロッパリーグともに順当な結果を残している。特にヨーロッパリーグでは、ソシエダはマンチェスターUと同組に入りながら首位をキープ。一方のベティスもローマと同組ながら同じくグループ首位をキープしている。
疲労面でも両者ともにヨーロッパリーグに出場しているため、条件に変わりはない。上手く選手をやりくりする監督の手腕にも注目だ。
両者の力は毎シーズン似通っており、一つの順位差でシーズンが終わることも多い。過去3シーズンで勝ち越しているのはベティス。コパ・デル・レイといった一発勝負の試合でも勝負強さを発揮する。あくまでも結果だが、大差で勝敗がつく試合が多くなっている。
【結果次第では首位も】フランクフルト対ドルトムント
ブンデスリーガ第12節の注目カードはフランクフルト対ドルトムント。現在フランクフルトは勝ち点20で4位、ドルトムントは勝ち点19で5位につけている。
今シーズンのブンデスリーガは、第11節終了時点で12位まで勝ち点差がそれぞれ1ずつしか空いていない(8〜10位は16で同率)。ここから数試合は順位が激しく入れ替わることになるだろう。
直近5試合をみてみると、フランクフルトは好調を維持している。立役者の一人に鎌田の存在がある。水曜日に行われたチャンピオンズリーグ第5節マルセイユ戦でも試合開始直後にゴールを決め、グループステージ突破に望みをつないだ。
一方のドルトムントは、今シーズンやや勢いにかけている。やはりハーランドが抜けた穴がかなり痛手となっている。それでもユスファ・ムココやベリンガムなど10代の選手が躍動しており、大崩れはしていないという印象だ。
過去3シーズンの対戦成績でいうと、ドルトムントが勝ち越している。シーズンの最終結果もすべてドルトムントのほうが上で力があるように思えるが、今シーズンのフランクフルトとドルトムントの状況を見ると、形勢が逆転する可能性も十分に考えられる。