プレミアリーグ

22−23シーズンのプレミアリーグの開幕戦の対戦カードが発表された。

王者シティは開幕戦でいきなりウェストハムと、2位のリバプールは昇格組のフラムと対戦。また、その他ビッグ6に関しては、チェルシーはエバートンと、トッテナムはサウサンプトンと、そしてアーセナルはクリスタルパレスと、ユナイテッドはブライトンと、顔を合わせる。

各クラブにとって全38試合のうちの1試合に過ぎないが、シーズンの行方を占う上でも大きな注目を集めることは間違いない。

今回はこれまでのプレミアリーグの開幕戦におけるさまざまなデータを紹介する。

各クラブの開幕戦における成績を知っておくことでより一層、開幕戦を楽しめること間違いなし!!


■開幕戦における各クラブの成績(勝率順)

■サウサンプトンの勝率9%


開幕戦でトッテナムとアウェーで対戦することが決まったサウサンプトンは、過去にプレミアリーグで23度の開幕戦を戦っているが、そのうち勝利したのはわずか2回。最も直近の開幕戦での勝利は2013年のウェストブロム戦にまで遡る。

サウサンプトンの開幕戦での勝率は9%でサウサンプトンの次に勝率が低いボーンマスの20%と比較しても2倍以上の差があり、群を抜いて勝率が低いことがわかる。

22−23シーズンの開幕戦でも得点王に輝いたソン・フンミン擁するトッテナムとの対戦となり、厳しい戦いが予想されるが、これまでのデータを挽回することができるか注目である。

■最多敗戦のウェストハム


前出のサウサンプトンは最低勝率を記録しているが、最多敗戦数を記録しているクラブは別に存在する。

サウサンプトンは過去に23度の開幕戦で2勝11敗10引分けとなっているが、最多敗戦を記録しているプレミアリーグのクラブは、ウェストハムで26度の開幕戦のうち14回敗れている。

ウェストハムは直近6シーズンで5敗しているが、対戦相手に恵まれなかった。直近8シーズンの開幕戦のうち6試合がいわゆるビッグ6との対戦していた。

しかし不思議なことに、ウェストハムは「開幕戦勝率」ランキングではトップハーフに属する。ウェストハムは開幕戦で11度勝利を収めており、42%の勝率を誇る。

つまり、ウェストハムは初日に引き分けることはあまりない。22−23シーズンの開幕戦は王者シティと対戦することが決定しており、再びビッグ6との開幕戦となった。

■開幕戦に強いユナイテッドとチェルシー


ユナイテッドは過去に戦った開幕戦30試合のうち20試合に勝利しており(勝率67%)、これはプレミアリーグを6シーズン以上戦ったことのある現プレミアリーグクラブの中で最も良い成績である。ユナイテッドは直近7シーズンの開幕戦で6勝している。

チェルシーの成績もほぼ同じだが(勝率63%)、近年の成績に焦点を当てると、素晴らしい成績を残しており、直近20度の開幕戦で16回勝利している(80%)。

22−23シーズンの開幕戦でユナイテッドはブライトン、チェルシーはエバートンと対戦する。

■リバプールは4シーズン連続で昇格組と対戦


昨シーズン惜しくも2位に終わり、優勝を逃したリバプールは22−23シーズンの開幕戦で昇格組のフラムと対戦する。

リバプールが開幕戦で昇格クラブと対戦するのはこれで4シーズン連続。19−20シーズンはノリッジ、20−21シーズンはリーズ、21−22シーズンはノリッジとなっている