プレミアリーグ

8月に開幕を迎える欧州のサッカーシーズン。プレミアリーグも開幕を約2週間後に控えている。

プレミアリーグのクラブは移籍市場で積極的に選手の獲得に動き、実力のある選手の加入が発表されている。来シーズンはどのような戦いが繰り広げられるのか注目だ。

そんなプレミアリーグでは1992年の設立以来、30年の歴史の中でさまざま記録が生まれてきた。

今回はプレミアリーグの歴史に刻まれている記録の中で今後、更新の可能性が低い記録を紹介する。

■最も僅差となった優勝クラブと2位の差(勝ち点差0 得失点差8)

プレミアリーグ史上最も有名な瞬間と言える、マンチェスターCがセルヒオ・アグエロのゴールで逆転優勝を果たした11/12シーズン。1位マンチェスターCと2位マンチェスターUの最終的な勝ち点差は0、得失点差は8となっており、プレミアリーグ史上最も僅差で優勝クラブが決定したシーズンであった。

■連続無敗記録(49試合:アーセナル)

2000年代初頭、ヴィエラやアンリ、ベルカンプといった選手らが所属し黄金期を迎えていたベンゲル監督が率いるアーセナルは、02/03シーズン終盤から04/05シーズン序盤まで3シーズンに跨る無敗記録を樹立。そのうち38試合の無敗は「インビンシブルズ(無敗優勝)」を達成した03/04シーズンが含まれる。

当時と比較して群雄割拠の様相を呈している現在のプレミアリーグで1シーズン以上無敗を達成することはそう簡単ではない。

■2位クラブの最多獲得勝ち点(97:リバプール)

近年熾烈を極めているリバプールとマンチェスターCの優勝争い。昨シーズンも最終節までもつれる展開となったが、18/19シーズンも激しい優勝争いが展開された。

優勝したシティは32勝2分4敗(勝ち点98)、2位のリバプールは30勝7分1敗(勝ち点97)という成績を残し、2位としては最多勝ち点記録となった。他のシーズンの優勝クラブの勝ち点と比較しても十分に優勝できる数字であったため、この2チームの異常な安定感と強さが見受けられる。

■1シーズン最小失点(15:チェルシー)

04/05シーズン、モウリーニョ率いるチェルシーはプレミアリーグを制覇しただけでなく、プレミアリーグ史上最小失点で優勝を果たした。チェルシーがリーグ戦で許したゴールはわずか15点で、GKペトル・チェフは、24のクリーンシートを達成した。この1シーズンで24のクリーンシートという記録もまた、現在に至るまで破られていない。