南米ベスト11

アルゼンチン代表の36年ぶりの優勝で幕を閉じたカタールワールドカップ。メッシやディマリアなどのベテラン勢とエンソ・フェルナンデスやフリアン・アルバレスなどの若手が上手く融合した。

今回は、ALLSTARS CLUBがカタールワールドカップにおける南米ベスト11を選出した。優勝したアルゼンチン代表からは最多の7人となっている。フォーメーションは超攻撃型の3-3-4となっているが、そこは目を瞑っていただきたい。

GKエミリアーノ・マルティネス(アルゼンチン)

大会最優秀GKに選ばれたエミリアーノ・マルティネス。2度のPK戦では合計3回のPKストップに成功し、優勝に大きく貢献した。また、決勝では九死に一生を得る超ビッグセーブを見せた。

DFクリスティアン・ロメロ(アルゼンチン)

アルゼンチン代表の堅い守備を支えた一人。対人能力が強く、簡単には突破を許さない。やや気性が荒いため、試合展開によっては無駄なファールが増えることもある。

DFチアゴ・シウバ(ブラジル)

38歳ながら主力のセンターバックとして活躍。スピードでは追いつかない部分も、的確な読みで未然に防ぐ。PK戦の末準々決勝で敗退したが、今大会を代表するディフェンダーであったことは変わりない。

DFマルキーニョス(ブラジル)

チアゴ・シウバの相棒としてブラジル守備陣を支えたマルキーニョス。途中出場したカメルーン戦では、左サイドバックとして攻撃に参加するなど万能さも見せた。チアゴ・シウバが抜ければディフェンスリーダーになるだろう。

MFエンソ・フェルナンデス(アルゼンチン)

今大会で一気に注目を集めた若手エンソ・フェルナンデス。精度の高いパスが一番の強みだったが、強度の高い守備も見せつけた。最優秀若手選手賞に選ばれている。

MFロドリゴ・デパウル(アルゼンチン)

メッシの相棒であるロドリゴ・デパウル。ピッチを縦横無尽に駆け回り、攻撃でも守備でも貢献した。彼の無尽蔵の運動量のおかげで、メッシが守備に回らなくて済んだとも言えるだろう。

MFアレクシス・マク・アリステル(アルゼンチン)

足元の技術が高い2列目の選手。狭い場所でも苦にすることはなく、攻撃に厚みを加えた。ボールタッチはメッシに近しいものを感じさせる。

MFリオネル・メッシ(アルゼンチン)

アルゼンチン代表の絶対的エース。ゴールはもちろんだが、チャンスメイクにおいても絶大な存在感を見せつけた。メッシがボールを持つと一気に攻撃にスイッチが入る。

FWリシャルリソン(ブラジル)

怪我で出場が危ぶまれたが、最終的に主力として活躍したリシャルリソン。初戦のセルビア戦では、今大会トップ5に入るスーパーゴールを叩き込んだ。

FWエネル・バレンシア(エクアドル)

エクアドル代表の象徴エネル・バレンシア。高い得点能力で決して強豪国とは言えないチームを引っ張った。彼の体調が万全であれば、決勝トーナメントに進出することもできたかもしれない。

FWフリアン・アルバレス(アルゼンチン)

アルゼンチンで存在感を見せた選手の一人。前線からプレッシャーをかけ続けることによって、アルゼンチン守備陣の負担を大きく軽減。また、デパウルと共にメッシの守備の穴をカバーし、バランスを保った。もちろんストライカーとしての役割も全うし、4ゴールを決めた。