Spotify バルセロナ

バルセロナが、音楽ストリーミングサービス企業「スポティファイ(Spotify)」とスポンサー契約を結んだことを発表した。正式には発表されていないが、契約額は年間6250万ユーロ(約81億1130万円)だと言われている。契約期間は25-26年シーズンまで。

同シーズンまで男女トップチームのユニフォーム前面に「Spotify」の名称が付けられ、スタジアム名が「Spotify カンプノウ」となる。クラブは以前からスタジアムの命名権売却による年間2000万ユーロ(約25億9560万円)の収入を目標としていた。

また、トレーニングウェアの前面にもロゴが付くが、期間は24-25年シーズンまでだという。

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バルセロナ会長のジョアン・ラポルタ氏は、「この契約により、クラブとファンの距離を縮め、よりバルサファミリーの一員であることを感じてもらうことができます。また、エンターテインメントとサッカーを融合させると共に、世界中の多くの人に影響を与えます」と話した。

Spotifyの参入は新たな収益の柱となる可能性がある。Spotifyの担当者アレックス・ノルストレム氏は、「7月からは、アーティスト、クリエイター、ゲーマー、ファンのためのグローバルな舞台を提供することになります。(中略)我々は、常にコンテンツクリエイターやアーティストを増やすためにマーケティング投資を行なってきましたが、このパートナーシップによって、さらに彼らに働きかけることができます」と述べている。

今シーズン限りの楽天は、ユニフォームの前面とカンプノウの正面広告に5500万ユーロ(約71億3800万円)を支払っていた。また、トレーニングウェア前面と試合用ユニフォーム袖部分のスポンサーであったベコは1シーズンあたり1900万ユーロ(約24億6580万円)を支払っている。


バルセロナのスポンサー状況

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今回の契約により、バルセロナのメインスポンサーはSpotifyとナイキのみになる。ただ、バルトメウ前会長時代はナイキとの関係が良好とは言えず、バルセロナは5000万ユーロ(約64億8900万円)の支払いを求めて法廷で争うまでに至った。しかし現在は争いを抑える方向に向かっている最中だという。

現在のバルセロナのグローバルパートナーは、コナミ、アリアンツ、チリーズ(Chiliz)など、オフィシャルパートナーは、資生堂MENやコカコーラなどが務めている。