テクニカルスポンサー

サッカー界では、テクニカルスポンサーは欧州で13億ユーロ(1761億2400万円)の価値があり、ナイキ、アディダス、プーマが旧大陸のトップ10のリーグでスポンサー契約の大部分を占めている。

ナイキ


ナイキに関しては、合計3億2000万ユーロに相当する36の現行の契約があり、アディダスの24 、プーマの21と比べると多くなっている。

例えばプレミアリーグでは、ナイキは4つのクラブ(ブライトン、チェルシー、リバプール、トッテナム)のパートナーで、チェルシー(年間7000万ユーロ)とリバプール(年間3500万ユーロ)の主要2チームだけで年間1億ユーロ以上の投資を行っている。

ラ・リーガでは、アトレティコ、バルセロナ、セビージャの3クラブがナイキと契約しており、契約総額は約1億2500万ユーロ。そのほとんどはバルセロナに支払われる。

一方、ブンデスリーガでは、7チームとの契約があるにもかかわらず、ナイキの支出は少ない。最後に、最も契約数が少ないリーグは、リーグ1とセリエAとなっており、フランスではパリ・サンジェルマン(年間8000万ユーロ)がある一方、イタリアではインテルのみで、基本契約金額は1250万ユーロである。

アディダス


アディダスはチーム数を制限しているが、投資額は大きい。イタリアのユベントスは年間5100万ユーロを獲得しており、プレミアではマンチェスター・ユナイテッド(年間8900万ユーロ)とアーセナル(7100万ユーロ)に加え、レスターやリーズのスポンサーシップを獲得した。

最大のオペレーションは依然としてレアル・マドリードで、1億2000万ユーロに加えてボーナスの契約である。一方、国内のドイツでは状況が異なり、スポンサーであるだけでなく、バイエルン・ミュンヘンの株主(株式の8.33%)でもあり、スポンサーとして6000万ユーロを支払うことになった。

ブンデスリーガでは、ウニオン・ベルリンのユニフォームにもアディダスが採用されている。

また、フランスでは、スポンサーとなっている4クラブのうち、同社がメインとしているクラブはリヨン(約1000万ユーロ)である。このように欧州の主要大会に出場するようなチームになるべく限定しているのだ。

プーマ


一方、プーマは経費が少ない。投資額は全体でも約1億4000万ユーロで、マンチェスター・シティとは1シーズン約7700万ユーロ。フランスではマルセイユ、イタリアではACミランなどの契約があり、どちらも1300万ユーロ程となっている。

ドイツのドルトムントやフランスのレンヌとも契約しており、この2クラブとは自らが株主となってスポンサー契約を交わしている。

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