ウクライナ

先日タイムズ紙によって報道されていた、スペインとポルトガルによる2030年W杯の合同招致活動にウクライナが加わることが正式に決定した。

ウクライナは、2022年2月下旬からロシアによる侵攻を受けており、サッカーにおいてもリーグ戦が再開されたものの無観客試合が続く。そんな中での今回の決定だった。

スペインサッカー連盟(RFEF)のルイス・ルビアレス会長は記者会見にて、「我々の招致はもはやイベリア半島ではなく、欧州の招致です。以前よりずっと良い招致ができたと確信している。サッカーは世界共通のものであり、人々の生活を様々に変えることができるのであれば、良いことに使われるべきです」とコメントした。

2030年W杯の招致活動を行っているのは、スペイン・ポルトガル・ウクライナ以外に、アルゼンチン・ウルグアイ・パラグアイ・チリの南米4ヵ国連合。また、エジプト・サウジアラビア・ギリシャの3ヵ国連合も招致を行おうとしている。

これまではW杯開催地は1ヵ国であることが多かった。唯一複数国で行われたのが2002年の日韓W杯。しかし、2026年はアメリカ・カナダ・メキシコの北米3ヵ国で行われることが決まっており、今後は複数国での開催が主流となっていきそうだ。