ラ・リーガのセビージャやセリエAのジェノアなどに出資している米国企業「777パートナーズ」は、オーストラリアリーグに所属するメルボルン・ビクトリーへの投資を実行した。メルボルン・ビクトリーは過去に本田圭佑が所属していたクラブだ。

この投資により、メルボルン・ビクトリーの選手やコーチングスタッフがピッチ内外で活躍できる環境を整えると同時に、若い才能を獲得・育成することで、オーストラリアにおけるサッカーの成長と発展を実現することが可能になる。

クラブの会長であるアンソニー・ディ・ピエトロ氏は、「メルボルン・ビクトリーにとって重要なことは、クラブの特徴を維持しつつ、成長と発展のための新しい機会を創出するのに役立つ適切なパートナーと提携することでした」とコメント。

さらに、「777パートナーズとの契約は、我々の資本基盤を強化することでクラブの成長軌道を加速させ、メルボルン・ビクトリーのブランドや歴史を維持しながら、オーストラリアとサッカー界におけるクラブの将来を確保することを可能にします」と付け加えた。

777パートナーズとは、アメリカのマイアミに拠点を置くプライベート・エクイティ・ファーム。スポーツのみならず、メディア、エンターテインメント、航空、保険、金融などさまざまな業界に投資を行っている。

サッカー界では、セリエAのジェノア、ベルギーのスタンダール・リエージュ、フランスのレッドスター、ブラジルのヴァスコ・ダ・ガマ、スペインのセビージャが777パートナーズの出資を受けている。