PSG

グループHはMMNでお馴染みのパリサンジェルマン、ユベントス、ベンフィカ、マッカビハイファという顔ぶれになった。こちらの記事で紹介しているように一番遠征が大変となるグループだ。

以下の記事でグループA~Gまで各グループの見どころを紹介しているように今回はグループHを紹介する。

PSG

今年こそはCL王者と願うパリサンジェルマン。昨シーズンと比べてメッシが馴染み、より狂暴なチームに。いつも通りのMMNのトリデンテはもちろん、今季はレナトサンチェスやヴィティーニャ、カルロス・ソレール、ファンビアンルイス、エキチケと比較的若い選手たちを獲得した。スターたちと今季加入した若手たちの融合が楽しみだ。

スカッド的にはマンチェスターシティやレアルマドリーが優勝候補かもしれないが、リーグ1で1強のPSGの方がターンオーバーができる余裕も十分に有り、分があるかもしれない。

ユベントス

セリエA9連覇の時代が終わり、新しくクラブで改革を起こそうとしているユベントス。今季はポグバ、ディマリア、パレデス、ミリクというベテランを補強した。また昨季最優秀DFに選出されたブレーメルは対人においては素晴らしい強度を見せるが、4バックのシステムに順応するまでにまだ時間を要するといったところだ。

GS一戦目のPSG戦では左肩上がりの3-5-2を採用。守備時には5-4-1に変形するなどコンパクトな守備でスペースを潰しPSGの猛攻を防ごうとするもムバッペにやられる。

また今季のセリエAは群雄割拠となりそうで、直近のシーズンでセリエA優勝候補のミラノ勢、ナポリに加えてウディネーゼやアタランタも好調だ。来季のCL権も獲得しないといけないという意味では今季のCLでは両立が求められ、グループステージから厳しい戦いを強いられるかもしれない。

ベンフィカ

昨季にCLでも活躍したダルウィンヌニェスがリヴァプールに移籍したことでエースの座があいてしまう。ただし今季も注目株は多く、リーベルプレートから加入したエンソ・フェルナンデスは万能なMFでベンフィカでは4-2-3-1の2ボランチとして起用されているが、リーベル時代には攻撃的MFとしても活躍している。特にプレス耐性、視野の広さ、ロングパスの精度は一級品。

あるいはブラジルのダヴィド・ネレスも見逃してはいけない。昨シーズン冬の移籍市場でアヤックスからシャフタールに移籍したネレスだが、ロシア-ウクライナ戦争によりクラブを退団し今季フリーでベンフィカに加入。ブラジル人らしいテクニシャンでリズミカルに緩急を付けて突破ができ、カットインも持ち味だ。

マッカビ・ハイファ

イスラエルで初めてCLに出場したクラブでも知られるハイファ。CLに参加するクラブの中でも地理的にかなり孤立しており、ハイファがいるだけで遠征時間が格段に伸びる。ハイファにとってアウェイは大変だが、逆も然り。ホームの場合は少なからず遠征で疲労が溜まっているクラブを仕留めるチャンスは十分にある。