残り2試合でアトレティコ・パソは現在3位。優勝チームは直接スペインサッカー連盟2部に昇格できる。一方で上位4チームは昇格をかけてプレーオフで争う。

今回は主にパソ以外の上位4チームをご紹介しよう。

上位4チーム

UDラス・パルマスC


チーム名にCと入っているためトップチームはもっと上のリーグにいる。トップチームは2部(ラ・リーガ・スマートバンク)で現在7位に位置している。セカンドチームはスペインサッカー連盟2部(パソは3部)に位置している。

本拠地はグランカナリア諸島のグラン・カナリア島にある。本拠地は「エスタディオ・グラン・カナリア」で収容人数は3万2400人。

バルセロナで圧倒的な存在感を示しているあのペドリは元々このUDラス・パルマスに所属していた。

テネリフェB


こちらもテネリフェの2部チームだ。トップチームはラス・パルマス同様ラ・リーガ2部に所属しており現在4位で上位にいる。グランカナリア諸島の中でも一番大きいテネリフェ島に本拠地を構えている。

トップチームは「エスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペス」という、立派なスタジアムを構えている。収容人数は2万4000人とアトレティコ・パソのスタジアムの5倍ほど大きい。逆を言うとパソもラ・リーガ2部に昇格するころには立派なスタジアムを持てているだろう。

23節のラ・パルマ島ダービーの際には、火山噴火で被災した2クラブ(特にパソ)の資金を捻出するためにスタジアムを貸してくれた。そこでチケット収入やグッズ収入を両クラブに譲ってくれたのだ。

アルカスCF


上記の2チームと違って、アトレティコ・パソ同様、トップチームがスペインサッカー連盟3部に所属しているチーム。

本拠地はラス・パルマスと同じグラン・カナリア島にある。スタジアムの「エスタディオ・トノノ」は収容人数は1000人で規模が小さい。

ウニオン・スル・ジャイサ


グランカナリア諸島の中でも極東の「ランサローテ」という島を本拠地としているチーム。パソのスタジアムからだとフェリーで9時間ほどかかる。

ジャイサのスタジアム「ムニシパル・デ・ジャイサ」の近くには、広大な地に大きな山がそびえ立ちピッチの緑が一際目立つ。さんさんと照りつける太陽の下、大自然の中でするサッカーはとても心地よいだろう。収容人数は2000人。

SDテニスカ(15位)


兵庫県の淡路島程の大きさの島に同じリーグに属しているチームが2つもあればライバル意識しか芽生えないだろう。アトレティコ・パソのスタジアム「ムニシパル」から車で33分のところに、SDテニスカのスタジアム「エスタディオ・ヴィルヘン」(収容人数: 6000人)がある。

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