ブラジルサッカー選手権が米国投資ファンドの支援を受け、現在よりも競争力のあるスーパーリーグに。


ブラジルサッカーが、アメリカの資金で独自のスーパーリーグ創設を目論む。ブラジルにスーパーリーグを創設する構想は、米国とブラジルの実業家で構成された「プライベート・エクイティ・ファンド」の最大10億ドル(約1152億円)の投資によって行われる。ブラジルサッカー界がより経済的に効率的で観客に優しいリーグになることを目指す。

ブラジル国内のビッグクラブの意図は、短期的には国内の競争を改革すること。2022年中には間に合わないため、2023年の運営開始を目指している。まだ確定したわけではないが、北米のリーグのような大会になる予定だそう。

このプロジェクトは、プレミアリーグの初代最高責任者であり、英国の2部、3部、4部を管理するEFL(English Football League)の現会長であるリック・パリー氏も直接手がけている。

ブラジルでは、過去に「Clube dos 13(注1)」などのプロジェクトで大会の改革を試みたことがあったが、実現には至らなかった。しかし今回は事情が異なる。サンパウロFCのジュリオ・カサレス会長によると、「今回の大きな違いは、市場での経験を積んだ幹部たちが来ることです。お金という形でクラブに直接投資するだけでなく、ブラジルのサッカーリーグをビッグリーグにするために、現在主要リーグで活躍する経験豊富なプロフェッショナルが参加します」と述べている。

(注1)ラジオやテレビ放映権を管理し、ブラジル国内の強豪13クラブを代表する組織。アトレチコ・ミネイロ、ボタフォゴ、クルゼイロ、コリンチャンス、フラメンゴ、フルミネンセ、グレミオ、インテルナシオナウ、パルメイラス、サントス、サンパウロ、バスコダガマ、バイーアが初期メンバーとなっている。