レアルソシエダ

久保建英が所属するレアル・ソシエダや堂安律が所属するフライブルクをはじめ、バレンシア、リール、マルセイユ、エヴァートン(20-21と21-22)、アストン・ヴィラ、ボローニャと一気にサッカークラブのメインスポンサー界に進出してきた英国オンライン中古車販売企業「Cazoo」。

この先一気にサッカー界での勢いを増していくと見られていたが、9月上旬に英国以外の欧州事業から撤退することを発表していた。この事業縮小により、『The Guardian』では750人ほどの人員削減を実施すると報道されている。

2018年に設立され、2021年2月には96億ポンドまで市場価値が上昇。2022年第二四半期の売上高は前年同期比2倍超の3億3300万ポンドに達していたが、同時に損失は2億4300万ポンドまで膨らんでいた。

『SportsPro紙』によると、Cazooは2022年6月から2023年末までに2億ポンド以上の現金削減を計画しているという。

Cazoo社の創業者兼CEOであるアレックス・チェスターマン氏は、「”来年末までに黒字化 “という目標を考えると、年間1000億ポンドを超える英国の巨大な中古車市場だけに集中するという難しい決断を下しました。この決定により影響を受ける欧州中のすべての同僚に感謝します。もちろん、私たちはできる限りの支援を行います。我々は、英国で市場をリードするプラットフォーム、チーム、ブランド、インフラを構築します」と話した。

サッカー界において今後どのような動きが見られるかは分からないが、多かれ少なかれ英国のアストン・ヴィラ以外のクラブには影響が出るだろう。