30代で引退することが多いサッカー選手。それからセカンドキャリアに足を踏み入れる選手も少なくない。有名選手であればコーチやサッカー専門家、解説者としてテレビにでることも一般的だが、スポーツビジネスを目指してクラブのオーナーになるのは今でも珍しい。

今回の記事ではスター選手からクラブオーナーになった5人の選手を紹介しよう。

スター選手からクラブオーナーになった人物5名

 

5. ディディエ・ドログバ(フェニックス・ライジング)


元チェルシーのストライカーは2017年にアメリカのアリゾナ州にあるサッカークラブ、フェニックス・ライジングで共同オーナー兼選手としてプレー。同クラブ北米サッカーリーグの実質アメリカ2部チームで、クラブの少数株主持分を取得し、サッカー史上初の選手オーナーとなった。

4. パオロ・マルディーニ(マイアミFC)


ACミランのレジェンドDFパオロ・マルディーニとイタリアのビジネスマンリカルド・シルバがアメリカの「マイアミFC」を立ち上げた。 マルディーニは、アメリカのトップリーグであるメジャーリーグサッカー(MLS)への進出を目指し、2015年にアメリカのクラブの株式50%を購入したが、現在は
アメリカサッカーリーグの2部にあたるUSLチャンピオンシップに在籍している。シルバがビジネス面を重視するのに対し、元サッカー選手であるマルディーニはチームの選手や技術スタッフの人選を担当している。

3. ズラタン・イブラヒモビッチ(ハンマルビーIF)


ACミラン、スウェーデンのスター選手は2019年にハンマルビーIFの23.5%の株を購入した。ハマルビーIFはストックホルムの地元チームで、スウェーデンのトップリーグであるアルスヴェンスカンに参戦している。 最も成功したサッカー選手の一人であるイブラヒモビッチは、現在スウェーデン史上最も成功したサッカークラブのオーナーの一人になることを目指している。

2. ロナウド・ナザーリオ(レアル・バリャドリード)


2018年9月、ロナウドは元選手として史上初めて、欧州主要リーグのクラブを買収した。レアル・バリャドリードの51%の支配権を3000万ユーロ(約39億円)で購入した。
現在では、クラブの株式の82%を所有しており、取締役社長の役割を担っている。2018年からスペイン1部に所属していたが、2020-2021シーズン終了時に2部降格が決定した。

 

1. デビッド・ベッカム(インテル・マイアミCF)


サッカー選手からオーナーになった人物で最も有名なのは、おそらくデビッド・ベッカムだろう。2007年のMLSへの移籍は、通常の移籍ではなかった。彼がアメリカでプレーすることが決まるとアメリカのリーグの知名度は格段に上がった。 LAギャラクシーとの契約の条項では、彼は割引フランチャイズ料とMLSのクラブを所有することができた。

2014年にベッカムはMLSチーム購入のオプションを使い、2500万ドル(約28億7200万円)でインテル・マイアミCFを購入した。スタジアムの契約が完了するのが何度も遅れた後、インテル・マイアミは2020年3月にMLSの公式デビューを果たした。また、同クラブはベッカムのビジネスパートナーとその他5人のビジネスマンが共同所有している。