ラ・リーガ-CVCの契約に反対の意を示しているレアル、バルサ、ビルバオは、12月10日に総会で採択された決議に対して法的措置を取るという。スペインのスポーツ法に「著しく違反している」と判断した。


レアル・マドリード、バルセロナ、アスレティック・ビルバオは、CVCがスペイン1部・2部に所属する37チームに19億9400万ユーロを投入するという「ラリーガ・インプルソ」に対して法的措置を開始すると発表した。

3クラブの意見として、「ラリーガ・インプルソは、スペインサッカー界全体に多大な損害を与え、スペインのスポーツ法とリーガの規約を著しく侵害する違法な取引である」としている。

この動きは、ラ・リーガや所属クラブも予想していたことだが、集会に出席した首脳陣の中には、バルサの反応に驚いた者もいた。サッカー担当ディレクターのマテュー・アレマニー氏は、バルサの「ノー」は経済的な理由で法的な問題ではないとしており、裁判所に訴えることはないだろうとほのめかしていた。

ラ・リーガ側は、「ラリーガ・インプルソのすべての側面において、法制度を最大限に遵守していることが確認できている」と常に弁明している。また今夏には、「レアル・マドリードの理事たちは、同意しているクラブがCVCについてコメントすることを、強制的かつ脅迫的な方法を用いて阻止しようとしているだけだ」と述べている。