GENKIモリタ 勇 インタビュー

今回は、eFootball(元ウイニングイレブン)のプロゲーマーとして日本2位になったこともある実力者GENKIモリタ氏、そしてGENKIモリタ氏を裏方から支える勇翔太氏にインタビューをさせていただいた。

近年本格的な競技として認識され始めているeスポーツ。昔は「ゲームをやっている時間があるなら勉強しなさい」という風潮があったが、現代では食べていくこともできる立派な職業の一つだ。

特に海外では、大きな大会も開かれており、プロリーグが存在する国もある。サッカーでいうと、プレミアリーグやラ・リーガのeスポーツ版と言えるだろう。

しかし、日本ではeスポーツは海外に比べてやや遅れをとっている。実際、今回インタビューさせていただいたお二人も、ある要素が日本には足りていないと口をそろえる。

その要素とは何なのか。インタビューを通じて、eスポーツの時代の移り変わりや市場を見ながら、足りていない要素を解き明かし、今後のeスポーツにおけるお二人の展望について探っていきたいと思う。

GENKIモリタ氏は、11月5日に大阪でeスポーツのオフライン大会を控えている。総勢128名が参加する大きなイベントだ。特に関西圏の方はぜひチェックしていただきたい。

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日本2位のプロゲーマー×バックにつく若き起業家

━━━自己紹介をお願いします。
GENKIモリタ氏(以下、GENKI)
2018年にウイニングイレブン(現eFootball)のプロライセンスをいただいて、現在プロ活動をしています。日本eスポーツ連合という団体から発行していただきまして、日本でのプロライセンス選手16名のうちの一人です。

大会実績と言いますと、日本代表決定戦というもので日本3位に入り、プロライセンス大会で日本2位を獲りました。元々はサッカーコーチや幼稚園の体操の先生をしていました。

最近のプロ活動に関してなのですが、講演会をさせていただいたり、そして大会に出場するだけではなく、大会の解説や実況、司会もさせていただいています。

また、YouTubeで配信や発信を行なったり、学校での授業や障がい者の方たちにもeスポーツを用いての授業をしています。

世界を元気にしていきたいと思っていますので、本日はよろしくお願いします!

GENKIモリタ

勇翔太氏(以下、勇)
勇翔太です。現在32歳でもうすぐ33歳になります。19歳で起業を始め、同時期に子どもができました。

現在は4つの法人と8事業を展開しているのですが、実際に自分が代表を務めているのは2つで、残りは別の者が代表をやっているという形です。

なぜ起業を始めたのかを含めてなのですが、僕は幼少期に児童施設に入っていました。父親が離婚したことなどがきっかけで、中々ほしいものが買えなかったりだとか。実際に僕もサッカーをしていたのですが、スパイクや遠征費を捻出するのが難しい状況でした。

会社を作ったもう一つの理由として、僕はサッカーチームの運営をゴールにしています。僕もすごくサッカーが好きで、最終的には自分でサッカーチームのGMなどをやって、経営をしていきたいと思っています。その前準備として、起業家として実績を積みながらさまざまな事業を展開しています。

特に最近ではレンタカー事業が伸びておりまして、関西で今年から始めたレンタカーのフランチャイズが現在8店舗展開しています。

僕はチャレンジすることが一番だと思っていて、失敗してもいいからとりあえずやろうという精神で取り組んでいます。

勇

サッカーが大好きだというお二人。それぞれにeスポーツに関わることになったきっかけがあった

━━━お二人ともサッカーがお好きということなのですが、サッカーからeスポーツに移ろうと思われた理由はなんですか?

GENKI
僕は小さい時からゲームとサッカーが両方好きで、大人になってからサッカーコーチという職に就きました。ずっとサッカーが好きで、サッカーで食べていきたいと思っていたんですけど、自分の中でそこに限界を感じたことがありました。

少し話が逸れますが、小学校の初心者スクールで教えていた時に、テストを頑張ってプロになりたいという一人の子どもがいました。実力的には少し難しかったんですけど、応援したいと思わされました。

もちろん応援していたのですが、その子がプロではないもののチームテストというものに合格して、そこからすごく変わりました。その時に「夢の力ってすごいな」と思ったんです。

僕は一時期、吉本興業のNSCに所属したりしていたのですが、ある時「自分が得意なことってなんだろう」と思ったときに、「小さいときにゲームやサッカーが好きだった」「ウイニングイレブン得意だった」というのを思い出して、、、。

ちょうどその時期(2018年ころ)にeスポーツという話がありました。その子が夢を叶えて頑張ったというのもあったし、僕もやってみたらもしかしたら夢が叶うんじゃないかと思って、プレーし始めたのがきっかけで、eスポーツに関わることになりました。

GENKIモリタ

━━━その子に影響された部分もあるんですね。ちなみにeスポーツにはeFootballのほかにFIFAがありますが、なぜウイイレ(当時)を選んだのですか?

GENKI
小学生位の時だったと思うんですけど、FIFAというものの存在を知らなくて、、、。大体この業界はFIFAかウイイレかで育つんですけど、両方やっているという人があまりいないんです。僕の出会いのきっかけがウイイレだったので、ウイイレのほうを選ぶようになりました。

実は今FIFAもウイイレも両方やっているんですけどね(笑)

━━━勇さんはサッカーからeスポーツに移ろうと思われた理由はなんですか?


まず僕は25歳の時に「サッカーチームを作ろう」と思ったんですけど、日本ではサッカーチームを作るというのが難しいということで。

たまたま人生初海外のカンボジアでサッカーグラウンドを寄付をするということがきっかけでサッカーに携わっているんですけど、リアルなサッカーの現状を知りました。例えばカンボジアでサッカーグラウンドを寄付したからと言ってサッカーチームができるのかというとそういうわけではありません。

そこに運営費などが加わり、現実的にこれを日本でやろうとすると莫大なコストがかかるので、やはりなかなか難しい。現実でサッカーを運営するのはかなり難しいと。

ではなぜeスポーツを選んだかというと、そのコストの部分のほかに「誰でもできる」というeスポーツの一番の魅力があったからです。たとえば、サッカーが上手くなくてもゲームが上手い子というのはたくさんいます。

一番の決め手となったのはGENKIくんとの出会いなんですけど、GENKIくんが障がい者の方に対しても支援していると聞いたときです。彼が「ゲームというのは障がい者の方もできるんだよ」ということを僕に初めて教えてくれた時は結構衝撃的でした。実は彼ら用のコントローラーが出ていたりとかもしているんです。

例えばサッカーであれば人種・国籍関係なしにできると思うんですけど、eスポーツはもう一つその上の先にいけるというか、言葉だけではなくて身体が不自由な人でも楽しめるスポーツの一つです。

ここからeスポーツ業界に関わって、変えていきたいなと思ったのがきっかけの一つです。リアルとバーチャルの融合というところですね。

勇

━━━障がい者用のコントローラーというのがあるんですね

GENKI
目線だけで操作できるものや、手の不自由な人のために足で操作できるものがあります。あとは大きいボタンがついたコントローラーもあって、押しやすくなっています。あとは顎だけで操作できるものもあります。

━━━目線というのは、そちらに向いたらパスが出せたりということですか?

GENKI
そうですね、AやB、△や〇というのを目線によって押せるようになっていたりとか、目線に合わせてキャラクターが動くとか。大手ゲーム会社からも出ていたりしていて、みんなができるようになっています。


僕もこの点が一番大切だと思っています。みんなができる、誰でもできる、国も選ばない、身体の状況を問わずみんなが楽しめる。ここにeスポーツの可能性や魅力を感じました。

「ゲームより勉強」の時代から200億円の資産価値があるプロチームが誕生する時代に

━━━今でこそ大きく広まっているが、昔は「プロゲーマー」は今ほど一般的ではなかった。そこからのeスポーツの移り変わりというのはどう見られていますか?

GENKI
これに関しては国内と海外で異なるんです。

まず国内では僕のプロ初年度(2018年)の頃とかは、ゲームやっているというと結構驚かれたりしました。保護者の方に話をしても「うちの子はゲームをしていていいんですか」と言われたり、インスタでもDMが飛んでくることもありました。

しかし、2021年、2022年になって学校で授業をしながら感じることは、高校でeスポーツという授業を選択できるようになって、文化として根付いているようになっているのかなということです。

ゲームは頭が悪くなるとか目が悪くなるとか結構ネガティブイメージを持たれてしまいます。

こういったところから、今若い子たちが賞金を獲得したり、ネット配信でゲームの魅力を伝えたりするなど、仕事になってきています。この辺がここ4年間で成長したところなのかなと思います。

次に海外に視点を移すと、仮想通貨による選手の対戦の賭けを行なっている国もある。例えばベトナムですね。選手やチームを応援しながらお金を貰うこともできる。海外ではこのような賭け事に経済価値を生んでいるのかなと思います。

今海外のプロチームで資産価値があるところは200億円。実はタイのチームが3チーム含まれています。東南アジアの経済に対してもプラスになっています。国内よりも早く世界ではeスポーツが流行っています。コロナ以降は特にその傾向が見られます。

GENKIモリタ


GENKIくんが言っているように、僕たちの学生時代は「ゲームは頭が悪くなる」「やってはいけないもの」「そんなんしてるんだったら勉強していなさい」という人がほとんどだったのに、この2、3年で逆にゲームで大金を稼げたりだとか、ストリーマーなどゲームの中でも様々なジャンルの人が出てきています。

有名な芸能人やYouTuberもゲーム配信するような時代になりました。

日本のゲーム界は世界基準でみると遅れをとっているように思えます。ゲームを作っている会社としてはトップレベルが多いですが、実際にプレイしたり市場を大きくしたりしているのは世界。

ただ僕は、日本の市場はもっとこれからよくなっていくと思います。世界で起きている市場に遅れて日本は来るんではないかと思っています。

個人的な話でいうと、僕は自分の息子や娘にはどんどんゲームしなさいということを言っています。

英語のオンラインゲームをやることによって、負けたくない、勝ちたい、どんなことを言っているのか知りたい、なんて書いているのか知りたい、もっと上手くなりたいという欲が生まれます。

人間というのは欲があればどんどん頑張っていける。GENKIくんも今学校のコーチとしてやってますけど、公立の学校でもeスポーツの授業をやっていってもいいなと思います。

今オリンピックの競技になるかもしれないという話も出ていますが、実現すればおそらくeスポーツ業界というのはさらに成長して、日本の昔の考え方や価値観がガラッと変わると思っています。それを期待して、市場を広げる役目としてGENKIくんと一緒にやっていきます。

━━━どのようにすれば成長するか、市場を拡大できるかというアイデアはありますか?


一番早いのは、GENKIモリタを有名にさせること。僕自身はプロプレイヤーでもないですし、GENKIくんの裏方として、オーナーとして有名にすることに全力を尽くします。

有名になれば影響力がより大きくなりますので、影響力ある人間を育てるというところに注力します。そのあとに市場価値というのがついてくるのです。

でもこれは僕一人ではできません。メディアやオリンピック競技になることから認知されて行かないとそもそも始まらないので、ここの部分をオーナーとしてやっていきたいと思います。

━━━GENKIさんは学校で講師をされているとのことですが、具体的にどのような内容なのですか?

GENKI
学校にも専門学校と普通の高校があるんですけど、専門学校からのご依頼では僕がやっているeFootballをどのようにして上手くなるか、プロとして今までどのように活動をしているかなどを伝えています。

一方で高校に関しては、eスポーツの総合的な部分を知りたいというところがメインです。eスポーツといえばプロゲーマーしかいないと思われがちなんですけど、プロリーグやイベントに必要なのは裏方なんですよね。映像、音響、企画などそれぞれの仕事があるので、そのあたりも総合的に教えていくというのが高校の授業となっています。

国体の種目にもeスポーツが選ばれていまして、長崎で県内2位までは連れていくことができました。元々eFootballをやったことがない選手だったんですけど3年目にしてようやくたどりついた。来年は1位を獲らせてあげたいと思っています。

目標があるから頑張れる。日本にもeFootballのプロリーグ設立を

━━━国内レベルでのプロリーグがなく、プロゲーマーたちがアピールする場が存在しないと伺いました。eスポーツ関係者として、どのように感じられていますか?

GENKI
ここが、まだまだeスポーツの期待値を上げれられていない部分の一つだと思っています。サッカーや野球でもプロと呼ばれるところにはプロリーグが存在しており、活躍する場所があるから見てもらえます。しかし、eスポーツというのはデジタルの部分で「競技」としてやっていくものなのに、プロリーグがないジャンルもまだまだ多いのが現実。

僕のやっているサッカーゲームのプロリーグは国内ではまだ存在しないんですけど、サッカーと同じような仕組みでできるはずなんですよ。サッカーではJリーグがありますが、eスポーツのサッカーゲームではまだできていません。

実は海外ではすでにプロリーグというものがあるんですけど、これを国内で作るために僕や勇さんが動いて、プロリーグが必要なんだよというのを伝えながら変えていけるんじゃないかなと思っています。

━━━どの国にプロリーグというものが存在するんですか?

GENKI
例えば、PSGやモナコ、マンチェスターUなどはeスポーツ選手を抱えてプロ同士が戦っています。他にも南米のブラジルにもプロリーグがありますし、東南アジアのタイにも存在します。

プロリーグに関してもう一点、僕には教え子がいるんですけど、「プロを目指して!」と言いにくいところがプロリーグの存在の有無だと思っています。プロリーグがあれば挑戦できるんですけど、存在しないと挑戦するにはかなりリスクがあると感じますし、僕が土壌を作っていかないと後輩が育ってこないなという危機感もあります。

日本は活躍できる場が圧倒的に少ないというのが、僕がプロゲーマーとして活動していて思うところです。


プロリーグを本当に作るのであれば、eスポーツの協会やゲーム会社が本気にならないといけません。僕たちだけでは解決することができないことなので、やはりゲーム有名大手企業がプロを作って「eスポーツを盛り上げるんだ」というところを見せる必要があります。ただモノを売るだけでは難しいです。

GENKIくんが言ったように、プロリーグがないと目標がなくて進めません。僕たちが一番大事にしているのはプロリーグを作ることによって、活躍の場を作るということです。

なぜかというと人間は目指すものがあるから、ゴールがあるから頑張れると思うんですよね。そのゴールを作ってあげる。

プロになるという一つ目のゴール、そしてそのプロの中でも優勝するという別のゴールがあるべきだと思うんですよ。そういうところから業界を変えていきたい。

「プロリーグを作る」これが一番読者に伝わってほしいところです。

━━━サッカーでもプロになってJリーグで活躍して、欧州行って、チャンピオンズリーグで優勝してなどの目標があります


そうですね、スポーツやeスポーツのみならず、経営者においても人生においても目標や夢があるから頑張れる。

今、例えばオリンピックでeスポーツが開催されたとしても、日本は優勝できないと思います。なぜなら、プロリーグがないから。目標があるところは強い。できてからやるのではなく、できる前にやるのが大切だと思います。

今の段階でやっておかないと遅くなってしまう。せっかく日本にはゲームを作っているトップ企業が多くあるので、そういうところで遅れをとってしまうとよくないのではないでしょうか。

プロリーグを開催するためにはスポンサーなどの協力も必要。スポンサー、ゲーマー、視聴者がWIN-WIN-WINの関係に

━━━企業がeスポーツやeスポーツ選手をスポンサーするというのはどのようなメリットがあるのでしょうか。


eスポーツだけではなく、スポンサーをする企業にとってもメリットがないといけないと思っています。例えば今回GENKIモリタのスポンサー集めをするにあたって、さまざまな課題が出てきました。その中の一つとして「GENKIモリタをスポンサーすることによってどんなメリットがあるの?」と企業スポンサーに言われることです。

GENKIモリタが好きというスポンサーさんは一番先にお金を出してくれます。しかし、そうではない企業さんに対しては、初めにGENKIモリタを好きになってもらおうとすると時間が掛かり、非効率的です。

eスポーツ業界において重要なのは、プレイヤーのSNSの拡散力になると思います。SNSにどれだけフォロワーがいて、どれだけ拡散できるかが大事になってきます。僕らの会社はそういう面でサポートします。

現在はGENKIモリタのユーチューブ、TikTok、インスタグラム、ツイッターなどを使って、彼自身のブランディングを特に大事にしています。彼が影響力を持つことによって、企業さんがスポンサーに就くメリットが初めて生まれてきます。

自分が考えるeスポーツ業界の一番大事なビジネスの基盤とはスポンサーがWIN、GENKIモリタもWIN、それを見る視聴者もWIN、必ずWIN-WIN-WINの関係を築き上げることです。

お金払って終わりですか?というのがほとんどだと思うのですが、自分はそういうのは望んでおりません。例えばGENKIモリタが大会を開催すると、約100名ぐらいの一般の方をお呼びして大会を開催できます。

年に5-6回開催すれば、500-600人を集客できるので、スポンサーさんがその人たちに対してゲーミングチェア、ゲームのコントローラー、ドリンク、長時間椅子に座っても疲れないクッション、アパレルなどを販売することができるようになる。

イベントに1000人ぐらい呼ぶことによって、eスポーツ×〇〇を開発できる人たちが物販ができるようになります。ただ「お金ください」だけではなく、企業さんも商売ができるような場を提供することを僕らはやっていきたいと思います。

特に今年はGENKIモリタのSNSに注力していき、彼に与える影響力をつけさせたいなと思っています。我々はブランディングが得意な会社ではあるので、スポンサーさんにとって、「物が売れる」「影響力を与えて宣伝効果がある」というメリットを出していきたいなと考えています。

一方でGENKIモリタには結果を出してもらいたい。結果を出すためにはゲームに集中してもらう。ゲームに集中するためには生活費用などをスポンサーでまかなう。プラス彼自身は、eスポーツ業界を変えたいということなので、SNSで発信力をつける。こういう所でスポンサーさんのメリットが合致すると思います。

ファンの方達に関しては、eスポーツに触れる機会を増やす。ファン化もしていきたいので、「GENKIモリタを目指したいな」「自分もプロプレイヤーになりたいな」という、三者のサイクルを大切にしたいと思っています。

ただスポンサーになっていただくだけではなく、ビジネスとして成り立つ形にしていきます。これを今年一年目にしっかりと作り上げて、2年目、3年目で結果につなげていきたいと思います。

実際11月5日にQUINTBRIDGE(NTT西日本のオープンイノベーション施設)を借り、明治安田生命さんにメインスポンサーになってもらって大きい大会を開催するのですが、大会を開催するのには費用が掛かります。僕たちは人を集める力がありますので、物販をしたり、会社の認知度を高めるといった、お互いに成長できる関係でスポンサーをしていただければと考えています。

強いプレイヤーがどんどん出てくると大会で獲得できる賞金が大きくなります。自分の理想はRIZINのような格闘技イベント。eスポーツのイベントでもリングの上で闘うような、オフラインで集まってゲームの中で本気で熱い、観客が見て燃えるような闘いをするエンターテインメントであってほしいです。

eスポーツ界のキングカズに。最終目標は国内リーグを創設して、海外に負けないeスポーツエンターテインメントを作ること

━━━最後になりますが、お二人の今後の計画や展望、目標などを教えてください。

GENKI
2018年から活動を始めて、今プロ4年目になるのですが、この3年間は業界を知ってもらうためにテレビ出演したり、SNSで発信したり、実況や解説をしたりしていました。

とにかくこの業界を何とかしたいというところから動き始めたのですが、やっと4年目になり勇さんとの出会いなどもあり、自分がプロとしてプレーに集中して活動できる状態になりました。

今回はe-Jリーグ(eスポーツのJリーグ)のガンバ大阪の代表権を勝ち取ることができました。11月20日に東京でJリーグのナンバーワンを決める大会が開催されるのですが、僕がガンバ大阪を代表して戦うことが決まりましたので、まずは優勝して「こんな凄い選手がいるんだ」ということを証明したいです。

その後には、勇さんと話をしているのですが、自分は海外を意識しています。海外のプロリーグに行った日本人選手はまだいません。プロというのは海外で活躍するものだと思ってます。

サッカーでいうと、最初のころは三浦知良選手。自分はまだeFootballやFIFAの世界は、サッカー界で例えるとJリーグができる前だと思っているので、自分自身がキングカズ世代だと思っています。

まず海外の大会での優勝や海外のプロリーグに挑戦して、「eスポーツの世界は凄いな」というのを見せることを自分の一つの目標として今動いています。


今後の計画や展望については、オーナー側・会社側としてはGENKIモリタに優勝してもらうことです。色々な所で優勝してもらって、実績を積んでもらうことに尽きます。

それを達成するにはただ「頑張れ!」だけではなく、会社としてはSNS運営やスポンサー企業を集め、GENKIモリタを一緒に盛り上げてもらう人を集めたいと思っています。

しかし、これをゴールとしているわけでなく、自分もGENKIモリタも、最終ゴールは「日本での国内リーグを作る」「海外に負けないeスポーツエンターテインメントを作る」、この二つです。

なので、一度海外に行き、海外のトッププレイヤーと対戦したり、ビッグイベントを開催しているところに自分たちも触れたりする。そして日本に持って帰ってきて、自分たちができることを全力で発信する。

最初の話に戻りますが、学生でプロゲーマーを目指している子たちが多く、将来なりたい職業のトップにも入ります。そういう子たちの活躍する場を作る、GENKIくんにはキングカズになってもらい、自分は裏方でそのような場を提供する。

スポンサーや企業さん、皆にとってメリットのある場所を作るために全力でやっていきたいと思います。これを成功させるためには、自分たちの実力も含めて、今後の活躍も必要になりますので、SNS上で発信できればいいなと思います。必ずできる自信はあります。

最後に僕が大事にしている言葉を言わせてください。

「できるかできないかではなく、やるかやらないか」

僕らはやる方を選択したので、ただやり続けるだけだと思います。

━━━本日はありがとうございました。

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