ズラトコ・ダリッチ

現地時間27日に開催された、2022年の「The Best(ザ・ベスト)」の表彰式。男子最優秀選手賞はメッシ、男子最優秀監督賞はスカローニ、男子最優秀GK賞はエミリアーノ・マルティネスに与えられた。

男子各賞の対象期間は2021年8月8日から2022年12月18日だが、アルゼンチン代表としてワールドカップで活躍した3人が選ばれたということもあり、一部からは懐疑の声も上がっている。

これらの賞は、各国代表のキャプテン、監督、メディアによって選ばれるが、クロアチア代表監督のズラトコ・ダリッチは一切投票を行わなかった。

『AS』の英語版では、ダリッチ監督のコメントを紹介しているが、クロアチア代表に対する評価に不満を持っている。

「クロアチア代表に対するFIFAの態度に失望している。私たちが成し遂げたすべてのことに基づいて、FIFAから実際の評価よりももっと尊敬されるべきだと思う。私たちは、ワールドカップとネーションズリーグでベスト4に入った唯一のチームだ」

「ワールドカップでは世界最高のチームであるブラジルを破り、世界中の注目を集めた。そして、フランスと並んで、過去2回のワールドカップで2つのメダルを獲得した唯一のチームでもある」。

さらに、男子プレーヤーアワードにノミネートされた選手のメンバーにも納得がいっていないようだ。

「ノミネートされた14選手のリストを見てください。ルカ・モドリッチ以外のクロアチア人選手はどこにいるのか?マテオ・コバチッチの居場所は本当にないのだろうか?グヴァルディオルはどこにいるのか?彼はワールドカップでもブンデスリーガでもベストイレブンに選ばれている。そして、リヴァコヴィッチはカタールでの活躍を考えれば、ベストゴールキーパーの最終候補5人のうちの1人に値するのではないか」。

グアルディオラもリヴァコヴィッチもカタールワールドカップでは大活躍を見せたが、最終候補に選ばれなかった。

GKに関しては、最終候補5人に残ったのは、エミリアーノ・マルティネス、ティボー・クルトワ、ヤシン・ボノ、アリソン、エデルソン。ダリッチ監督が不満をこぼすのも納得できる人選ではある。

(By ALLSTARS CLUB編集部)