試合日程の変更は、テレビ放映権、商業契約、マッチデイ売上等が減少するため、経済的な打撃となる。


ワールドカップの隔年開催が承認された場合、各国リーグとUEFAは1シーズンあたり合計80億ユーロ(約1兆円​​)分の商業的損失を被ることになる。ロイターの報道によると、主に各国リーグに影響を与えるのは、テレビ放映権契約、商業契約およびマッチデイに関する契約だという。

国際大会や代表チームの試合が増加すると、チーム数や試合数が減少し、さらには週末の試合をミッドウィークにシフトさせる必要性も出てくる。それにより、国内リーグに対する観客や広告主の関心が低下し、結果的にサッカーの発展の妨げになる可能性があるのだ。

国内リーグの主な収入源はテレビ放映権だが、その金額は140億ユーロ(約1兆8000万円)から90億ユーロ(約1兆1550万円)に減少するという。欧州トップ40のリーグとUEFA主催大会は、放映権収入に関して毎シーズン50億ユーロ(約6400億円)を失うことになる。具体的には、試合数の削減等で27億5000万ユーロ(約3530億4900万円)以上、週末に行われていた試合を火曜または水曜に変更することで9億100万ユーロ(約1156億7200万円)を失う。

商業的損失は21億6000万ユーロ(約2773億400万円)で、試合のある日は12億ユーロ(約1540億円)に上る。いずれも今回のワールドカップと比較して25%の減少となる。UEFAは1ヶ月前に、2年に1度のワールドカップは30億ユーロ(約3851億円)の損失をもたらすと発表したところだ。

10月には、FIFAのジャンニ・インファンティーノ会長(写真の人物)が、ワールドカップの隔年開催が検討していると発言し、FIFAの国際開発責任者であるアーセン・ベンゲル氏は、予選を集中的に行うために、1〜2度の長期間に渡るの国際試合開催期間を設ける代替カレンダーを提案した。 UEFAの会長は「ワールドカップがより頻繁に開催されるようになれば、その価値は薄れ、他の大会に悪影響を及ぼす」と警告し、UEFAと各国リーグは反対の意を示している。