ワールドカップ

選手たちは、W杯隔年開催を支持するFIFAの意向に反し、現行の4年に1度の開催に賛同している。

世界70カ国以上から1000人以上のプロサッカー選手が参加した国際プロサッカー選手会の会議では、このような結論が導き出された。具体的には、4年に1度のワールドカップ開催という現在の方式を維持することに75%の人が賛成している。

また、同時に選手たちには、好きな大会はどれかというアンケートが取られた。

結果、81%の選手がワールドカップと所属国内リーグが好きというデータが出ている。つまり、選手たちは、フォーマットが変更された場合の体への負担の他に、国内リーグ戦との兼ね合いも不安視しているのだ。

このように2年に1度のワールドカップに反対する立場があるのは事実だが、一方で、比較的規模の小さい連盟に所属する選手たちは、代表戦のさらなる発展を求めているところもある。

地域別に見ると、ヨーロッパとアジアでは77%、アメリカ大陸では63%、アフリカでは49%が4年ごとの開催に賛成しているが、それ以外(オセアニアなど)は2年または3年ごとの開催を希望していることが分かった。

近々、国際プロサッカー選手会は、隔年開催のW杯が、疲労回復や労働負担という面で選手の体にどのような影響を与えるのかというデータをまとめて発表する予定だという。