22/23年夏にナントからフランクフルトに移籍し、主力として活躍するFWコロ・ムアニ。初年度からいきなりスタメンの座を勝ち取ると、19試合が終わった時点で9ゴール10アシストと絶好調だ。
190㎝に迫る体格だけを見ると、生粋の点取り屋というイメージを抱くが、実は周りも生かせる技巧派。直近のカップ戦では見事な落としで鎌田大地のゴールをアシストした。
リーグ戦だけでみると、再開から4試合連続でゴールもしくはアシストを記録。今やチームに欠かせない存在となっている。
スポーツ分析を行う『Opta』によると、コロ・ムアニは今シーズンここまでのリーグ戦において、最も多く敵陣でボールを触った選手であるという。その数は130回だ。
そして2番目に多いのが、マルクス・テュラムで114回。同じくワールドカップをフランス代表として戦った選手だ。2人とも近い将来フランス攻撃陣を担う選手になる可能性がある。
コロ・ムアニベンゼマの代わりとしてワールドカップフランス代表に選ばれたが、好調ジルーの前に出場機会がかなり限られた。
それでも準決勝モロッコ戦で10分間のプレーでありながらゴールを決めると、決勝フランス戦では前半途中からジルーに代わって出場。PK獲得や決勝点となり得るシュートなど存在感を見せた。PK戦ではど真ん中に蹴り込む強心臓ぶりを発揮した。
このまま結果を残せば、近いうちにさらなるステップアップが見られるだろう。
(By ALLSTARS CLUB編集部)