昨日バルセロナで行われた会見で、アルゼンチン代表のアグエロが現役引退を表明した。33歳での引退は本人にとっては志半ばとなるだろう。引退の原因となった出来事はバルセロナ移籍後すぐのことだった。10月30日のアラベス戦で胸を押さえてピッチ上に座り込むと、そのまま緊急搬送されることになった。診断結果は「不整脈」と言われている。

アグエロは2003年にアルゼンチンの強豪インデペンディエンテでプロデビューを果たす。デビュー当時彼は15歳35日で、マラドーナが持っていたアルゼンチン1部リーグの最年少出場記録を更新した。その後徐々に出場機会を増やしていくと、2005-2006年シーズンは主力として活躍し、オフにはラ・リーガの強豪アトレティコ・マドリードへと活躍の場を移した。

アトレティコ・マドリードでは、初年度からスペイン代表フェルナンド・トーレスと2トップを形成。本領を発揮することはできなかったものの、及第点は叩き出した。翌シーズンはウルグアイ代表ディエゴ・フォルランと2トップを組むことになったが、アグエロはここで覚醒する。最終的に20得点を決め、チームをチャンピオンズリーグ出場圏内へと導いた。その後も安定した成績を残し、2011-2012年シーズンにマンチェスターシティへの移籍を果たした。

マンチェスターシティでは初年度から大活躍を見せた。アグエロが後半アディショナルタイムに決めた劇的なゴールは誰もが覚えているだろう。シーズン最終節、優勝争いを繰り広げていたユナイテッドが先に勝利を収め、シティが優勝するには勝利しかなかった。しかし、残留争いを繰り広げていたQPRに苦戦を強いられ、後半アディショナルタイムの時点では1-2でリードを許していた。しかし、ジェコのゴールで追いつくと、残り数秒でアグエロが勝ち越しゴールを決め、44年ぶりのリーグ優勝に導いた。

その後のシーズンでも安定した成績を残し続けた。14-15シーズンに得点王を獲得すると、18-19シーズンまで5年連続リーグ20得点をマーク。退団するまでにリーグ戦184得点、公式戦260得点と圧倒的な活躍を見せた。260得点はクラブ歴代最多得点記録となっている。マンチェスターシティでは、プレミアリーグ優勝5回を含む14個のタイトル獲得に貢献した。

アルゼンチン代表でも大活躍を見せたアグエロ。2006年に初招集されると、2021年までに101試合に出場し44得点を決めた。2021年夏にはコパアメリカを制覇しており、本人にとっては大きな優勝となった。

所属チーム試合数ゴール数タイトル数
インデペンディエンテ56230
Aマドリード2341013
マンチェスターC38926014
バルセロナ510
アルゼンチン代表101421
アルゼンチンU代表1692
合計80143620

※データはアグエロ選手公式サイトより