レアル・サラゴサ

昨日の午後、レアル・サラゴサは8年間会長を務めていたクリスティアン・ラペトラ氏の辞任を発表した。

今年の1月、サラゴサは新しいオーナーを見つけるための交渉の最終段階にあることを発表していた。

以前までの買い手候補は、レアル・ベティスの役員で、ポルトガル3部リーグ、アモラCFのオーナーでもあるホセ・マリア・ガレゴ氏だった。クラブのオーナーを巡るこの提案は満場一致で株主からも支持されていた。

しかし、別の買い手候補が現在台頭してきている。アラゴンの地元メディアによると、メジャーリーグサッカー(MLS)のInter Miamiのオーナーで、ベッカムをパートナーに持つJorge Mas Santos氏を中心としたアメリカのファンドが、クラブの買収を最終的に決定しているとのことだ。

同ファンドは株式の90%を取得することになり、これは現在の大株主を撤退させることになる。2021年6月30日時点でクラブの負債は6800万ユーロ(約88億9500万円)で、その前シーズンは7150万ユーロ(約93億5300万円)、2014年に現在のオーナーである「Fundación Zaragoza 2032」が「Agapito Iglesias」からクラブを買収した際には1億ユーロ(約130億8100万円)以上の負債があったそうだ。

買い手の目的は、約7000万ユーロ(約91億5700万円)の負債を引き受け、2000万ユーロ(約26億1600万円)の増資を実施すること。クラブは、6月30日時点の2020-2021会計年度を、前年度比27%減の290万ユーロ(約3億7900万円)の売上高、296万ユーロ(約3億8700万円)の利益で閉じた。今年度2021-2022年度のクラブ予算は、昨年度より11%少ない1230万ユーロ(約16億900万円)のようだ。