スペインのマラガCFは、利息も含めた85万9000ユーロ(約1億1267万円)の一部をトルコ人GKセンク・ゴネンに支払ったことで双方が和解した。マラガは以前、同選手に対する債務の問題で冬・夏・冬の3度の移籍市場において選手を獲得できないという処分を受けていた。


マラガCFは、冬の移籍市場で選手と契約することができるようになる。元所属選手のチェンク・ゴネンと和解することで合意に至った。スペインの新聞「AS」によると、トルコ人GKはクラブが支払うべき859,000ユーロ(約1億1267万円)の一部と引き換えに、不満を撤回したとのこと。この問題に関してFIFAは3度の移籍ウィンドウで選手登録ができないという処分を課していた。

クラブのゴネンに対する債務は77万9055ユーロ(約1億219万円)で、これに債務の決済が遅れたために時間の経過とともに発生した利息8万ユーロ(約1049万円)を加算しなければならない。FIFAが2023年夏まで契約できないという制裁を発表した際、クラブ側は「借金の通知が未使用のメールアドレスに送られ、それが原因で支払っていない」と主張していた。

2020-2021年の約5億3780万円の赤字から今シーズンは黒字化に


コロナウイルスの影響で1400万ユーロ(約18億3600万円​​)の赤字が積み重なっていたマラガCFは、2021-2022年シーズンは160万ユーロ(約2億1000万円)の黒字になる見込みだという。総売上高は、ラ・ロサレダ・スタジアムへの一般観客の入場制限を解除したことにより、10%増の1870万ユーロ(約24億5285万円)になる。

スタジアムの閉鎖や移籍市場の低迷などが影響し、2020-2021年シーズンの決算は410万ユーロ(約5億3780万円)の赤字で、総売上高は31%減少し、1710万ユーロ(約22億4300万円)だった。

マラガCFはどんなクラブ?


最後にマラガCFがどのようなクラブなのかを紹介します。マラガとはスペイン南部アンダルシア地方の海岸沿いにある非常に歴史のある都市です。そこに本拠地を構えているのがマラガCFです。18-19シーズンからセグンダ(2部)でプレーしていますが、それまでは10年連続でプリメラ(1部)で戦っていました。チャンピオンズリーグでベスト8に入った実績もあります。

そして、マラガCFには我らがALLSTARS CLUBのメンバーであるブラヒム・ディアス選手も所属していました。彼はマラガ出身でもあります。先日オンラインイベントの動画が公開されましたので、ぜひご覧ください!(※直筆サイン入りユニフォームのプレゼント企画応募は終了しました。)

ブラヒム選手のオンラインイベント動画はこちら

マラガCFの過去の主な所属選手


セルヒオ・アセンホ(ビジャレアル、元スペイン代表)

デミチェリス(元アルゼンチン代表)

サンティ・カソルラ(アルサッド、元スペイン代表)

イスコ(レアル・マドリード、スペイン代表)

ブラヒム・ディアス(ACミラン、スペイン代表)

ファン・ニステルローイ(元オランダ代表)

ホアキン・サンチェス(元スペイン代表)

岡崎慎司(カルタヘナ、元日本代表)