24時間営業のジムは、閉店時間の制限解除を受けて、夜間の営業を再開します。しかし、複数人で活動する場合は、引き続きマスクの使用が義務付けられます。


スペインのカタルーニャ地方では、一人でジムを使用する際のマスク着用義務が解除されることが発表されました。つまり、グループのクラスやセッションに参加していない場合、1.5メートルのソーシャルディスタンスが保たれていれば、利用者はマスクなしでトレーニングをすることができるのです。

この決まりはすべてのジムに適用され、ウェイトトレーニングマシンやカーディオマシン、ストレッチマシンなどの使用時にはマスクを着用する必要はありませんが、施設内の移動や運動していないときにはマスクを着用しなければなりません。

このマスク着用の義務化は、連盟のライセンスを所有しているアスリートには影響しません。また、これまで義務化されていなかったスイミングプールにも適用されません。

また、保健省が発表した新しいルールでは、ジムを時間制限なしにオープンすることができます。また、スタジアムやスポーツ施設でもケータリングサービスを開設することができます。

スペインのフィットネスクラブの組合であるFneidは、コロナ前の加入者数の15%(約82万5千人)は、マスク使用義務が完全に解除されるまでジムには戻らないだろうと予測しています。スペインのジムは、一時的な閉鎖や制限、顧客数の減少などの結果、2020年3月から2021年3月までの間に15億500万ユーロ(約1998億円)の売上高を失っており、今回の発表により経営状況の回復の足掛かりとなることが期待されています。 

関連記事:スペイン・カタルーニャ州がスポーツ観戦時の収容制限を解除。スタジアムの収容人数が100%に