Fitness KPI社が作成したフィットネス分野のレポートによると、2021年10月の収入は2019年同月よりも2%多かった。しかし、同分野の顧客数はパンデミックと比べて25%減少しています


日本でも展開されているフィットネスジム「エニータイムフィットネス」は、スペインにおいてコロナ前の顧客獲得率を取り戻しつつある。1年半以上コロナによる制限を受けながら運営されてきた24時間営業の同ジムは、2019年の顧客数にまで回復し始めており、9月と10月に登録された新規顧客数は平均200人でした。

2019年9月は、110人のユーザーが加入しましたが、2年後となる2021年9月は104人でした。10月の新規加入者数の比較では、2019年は91件、2021年は89件の新規登録があり、ほぼ差がありません。現在、同社の各ジムには平均670人の会員が在籍しています。

とはいえ、エニータイムフィットネスの25%はすでに850人以上の会員を抱えており、その内3つの施設は1,000人以上の会員を抱えています。「以前に比べれば、コロナウイルスによる制限はかなり軽減されていますが、マスクをつけてトレーニングしなければならないことを理由に、ジムに戻らない人やまだ契約していない人がいます」と、フランチャイジー・ビジネス・コンサルタントであるシャビ・アセンシオ氏は語ります。また、「2020年3月から続くコロナウイルスによる制限が一切なかった2年前と非常に似た数字になっています」と付け加えました。

エニータイムフィットネスでは、パンデミック後に若い加入者が増加してきたため、顧客の平均年齢が下がっています。「数ヶ月前からですが、秋に入ってきてからさらに多くの若者がクラブに登録していることが明らかになりました。そのため、ここ数カ月でメンバーの平均年齢はスペイン全土で5歳下がっています」と付け加えました。

2022年に向けて、同社はスペインで新たなジムを建設する予定です。その第1号店は2022年1月にスペイン北部に位置するカンタブリア州の州都サンタンデール市にてオープンされ、カンタブリア州では初の出店となります。スペインでは33の施設を運営しており、そのうち4施設は自社で、残りはフランチャイズ運営となっています。その他の地域では、30カ国で事業を展開し、4,800の施設で500万人のお客様にサービスを提供しています。

関連記事カタルーニャ州は、フィットネスクラブでのマスク使用義務と入場制限をなくす