サンティアゴ・ベルナベウ

レアル・マドリードは、「新ベルナベウ」における電光掲示板のスポンサーおよびサプライヤーとして、屋外広告やスタジアム用の大型LEDディスプレイを製造販売しているアメリカの電気機器メーカー「ダクトロニクス社」と契約を交わした。

また、同社は電光掲示板の他に、1階席とピッチの間にある帯状のLEDスクリーンの設計・製造も行う。設置やメンテナンスについては、スペインのLegaz社と連携する予定。合計で3700平方メートルのLEDスクリーンが設置されている。

クラブは、360度ビデオスコアボードが「サッカーの試合日だけでなく、スタジアムで開催される他のイベントでも使用される」と強調する。

レアル・マドリードと米国各企業との関係性は、新サンティアゴ・ベルナベウ建設におけるプロジェクトで、日に日に強くなっている。ちょうど約1ヶ月前にはグローバルパートナーとしてCisco社と3年契約を結び、将来的にWi-Fi 6を完備することになった。

レアル・マドリードのスポンサー状況

レアル・マドリード

レアル・マドリードのスポンサーの上位は、ここ数年変化がなく、アディダスと今シーズン終了後にメインスポンサーを更新する予定のエミレーツ航空がメインスポンサーを務めている。

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3月にCisco社が加わったグローバルパートナーリストには、ニベア、アウディ、ハンコック、EAスポーツ、アドビなどが名を連ねる。

クラブの21-22年の見通しは、売上高が8億ユーロ以上、純利益が100万ユーロを超える水準に回復すること。ホセ・アンヘル・サンチェス氏率いる経営陣は、売上高が前年同期比7%増の6億9550万ユーロになると予想している。

この改善の主な理由は、サンティアゴ・ベルナベウの入場制限が緩和されていくことによるソシオ・シーズンチケット購入者からの収入と興行収入が8倍の8553万ユーロになることだ。また、マーケティング部門は2%増の3億2486万ユーロを予想する。