ファントークン アトレティコ・マドリード

スポーツにおけるスポンサー契約は、トークン・NFTやそれに関連する企業の認知度を高める役割がある。

現在スペイン国内のスポーツファンで、ブロックチェーン技術から派生した暗号トークンやデジタル資産を知っている人は全体の34%であり、スペイン国民全体の認知度25%と比べると高い

専門家は、「暗号資産のスポンサー契約数の大幅な増加は、この新進の業界に目覚ましい認知度をもたらしている。暗号資産としてのブランドは、ネーミングライツやロゴ、スタジアムの看板などの枠を超えて、消費者にアピールする必要がある」と指摘する。

「Tokenización en el deporte」というレポートによると、2019年までは上記のようなスポンサー契約は世界でわずか11件に過ぎなかった。しかし2021年の第1〜3四半期に84件もの新規契約が結ばれているという。

スペインでは、Socios.comがFCバルセロナやアトレティコ・マドリードを通じて知名度が向上。昨年は、Socios.comがバレンシアCFやカディスCF、ラ・リーガ、スペインサッカー連盟(Rfef)とも提携しており、ブロックチェーン技術でデジタル製品を作成する企業と重要な契約の機会を得ることに成功した。


これらの協定は、スポーツを通して暗号トークンやデジタル資産の浸透度を高めるためのカギとなっている。現状最も普及しているのは、ファントークン(SociosやBitCiが開発したものなど)とNFTの2種類だ。

デジタル資産が示す有用性によって、関心の度合いが高まっている。ファントークンの場合、利用者は、報酬やユニークな体験、何かしらの投票、チケット購入、握手会の参加権などの特典に価値を見出す。

一方でNFTへの主な関心は、歴史的な記念品のコレクションやそれらの再評価に基づく価値だ。

前出のレポートによると、スペインのスポーツファンのうち、最大10%ほどがスポーツ関連のデジタル資産の購入に関心を持っているとのこと。

 

これは、「消費者はスポーツイベントのブランドスポンサーを非常に受け入れやすく、世界の暗号通貨の消費者の81%が、友人や家族からの薦めで、これらのブランドに信頼を置いていること」が理由だ。


日本のファントークン・NFT事情


ここまでスペインのファントークン・NFT事情をお伝えしてきたが、日本の場合はどうなのだろうか。

結論から言ってしまうと、まだ日本ではあまり普及していない。

日本のクラブで一番最初にファントークンを取り入れたのは、湘南ベルマーレ。2021年の1月に導入を発表した。

クラブ公式ホームページによると、サポーターの選ぶマッチMVP投票や試合後の選手・監督に対する質問案募集、選手に向けた応援メッセージ投票(クラブハウス、ロッカールームなど)に参加できるという。

また、体験型としては大型ビジョンに支援者の名前を載せてもらえるものもあると記載されている。

果たしてこの先、これらのファントークンやNFT事業に乗り出すJクラブは出てくるのだろうか。